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REPORT【報道】
【特別インタビュー】ホンダ新井康久「MP4-30は攻めきったマシン。他社が見れば『やられた!』と悔しがるほど革新的」

【特別インタビュー】ホンダ新井康久「MP4-30は攻めきったマシン。他社が見れば『やられた!』と悔しがるほど革新的」

報道記事

20150208-01

 

 ヘレス合同テストで登場したマクラーレン・ホンダMP4-30とパワーユニットRA615Hは、見る者の目を強く惹きつけた。

 少ない周回数と最下位のラップタイムに失望したファンも少なくなかったかもしれないが、チームはヘレス合同テストを基本チェックとデータ収集のためのテスト走行と位置づけており、元々ラップタイムを追求するような走りは予定していなかった。むしろ、革新的とも言えるアグレッシブなMP4-30の設計に自信を深めたようだ。

 極めてコンパクトなリアエンドから見て取れるアグレッシブな設計コンセプトへ至るまでのチームとホンダのやりとり、カウルの下に隠されたRA615Hの革新性、そして自信と残された課題について、ホンダの新井康久F1総責任者に語ってもらった。

 

ーーついに新生マクラーレン・ホンダとして初のマシンMP4-30が公の場に姿を現わしたわけですが、サイドポッドとリアエンドのコンパクトさには驚きました。

「見ての通り、スニーク(スリム)なボディで、速そうな感じで良いですよね。パワーユニットの性能と空力性能をどこまでせめぎ合うかということを随分前から話していましたけど、結果的にあそこまでいったわけで、おそらく世界一コンパクトなパワーユニットと空力性能を追求したボディワークになっていると思います。(ホンダもマクラーレンも)お互いに妥協しないですからね、相当良いところに行っていると思いますよ。あと1カ月半の間に煮詰めたいと思っています」

 

ーーパワーユニット『RA615H』のコンセプトは、やはりコンパクトさというところでしょうか?

「エンジン出力をどれだけ出しながらシャシーとマッチングさせるという意味では、かなり(攻めて)やり切っていると思います。中を見せるわけにはいかないですけどいろいろやっていますし、他のメーカーが見たら『いや〜、やられたな!』と悔しがると思います。そのくらい全てが小さいし、レイアウトで言うと(4メーカーの中で)一番美しいんじゃないですかね? もちろんパワーユニットですから全く空力に影響がないというふうにはできないんですが、でも見る人が見れば『おおっ!』と驚くくらい美しく仕上がっていると思いますよ。ですから自信もある程度ありますよ」

 

ーー去年のルノーは空力のためにパワーを犠牲にした面もあったようですが、ホンダの場合はコンパクト化するために性能は犠牲にしていない?

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  • コメント ( 1 )

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  1. mitsunishira

    某チーム代表の「抜け穴発見は今年の初白星」が実にしらじらしく聞こえますね(苦笑)。
    今の、SNSなど花盛りの状況では、なかなか話しづらいんだろうなあと想像しています。
    インタビュー記事とても面白かったです。どうもありがとうございました。

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