REGULAR【連載】

20170622-01

 

 『F1-Gate』がホンダに対して悪意のある見出しをつけているのは周知の事実でしょう。センセーショナルな見出しでアクセス数を稼ぎ、広告収入を増やす、それだけのことです。僕は見出しを付けるのが得意じゃないので、どうやったらこんなに上手い見出しが付けられるのか、教えて欲しいくらいです(笑)。ちなみに、見出しを付けるのは編集者の仕事なので、依頼されて書いた原稿に自分で見出しを付けることはありませんが。

 

 特にこう感じたのは、この記事を見たからです。

 

『ホンダ、F1からの救済措置の必要性を認める「サポートが必要」』(F1-Gate)

https://f1-gate.com/honda/f1_37164.html

 

 これはAutosport.comの丸パクリで、その記事をきちんとした提携契約に基づいて日本語訳したのがこちらのAUTOSPORT WEBの記事。

 

『ホンダF1長谷川氏、続投への意思を表明。ロス・ブラウンの支援を受け、改善を急ぐ』(AUTOSPORT WEB)

http://www.as-web.jp/f1/133881?all

 

 見比べればわかりますが、わざわざ「サポートが必要」というところを前に持ってきて、記事の主題をねじ曲げています。ホンダが自らの非を認め、ロス・ブラウンに救済措置を懇願している、とでも言うような記事に仕立て上げているのです。

 

 実際にはこの大元の記事にある長谷川さんのコメントも間違っています。カナダGPの週末に取材したものでしょうが、長谷川さんはこうおっしゃっていました。

 

「さっきロス(・ブラウン)と話して『ホンダを助ける用意があると言っていたとジャーナリストから聞いたよ』と言ったら『そんなことは言っていない』と言っていましたけど、『でもしてやる、してやる』って言ってました(笑)。じゃあ、何を頼むか考えなきゃ、っていう感じです(笑)。別にルール上のえこ贔屓をしてくれるとは思っていませんし、我々としてもホンダだけに有利になるようなルールは望んでいませんけど、かつての僚友があのポジションにいるというのは心強いですし、敵ではなく心情的にサポートしてくれるというのはすごく大きいですね」

 

 救済措置なんて何も言ってないし、そもそもそんなの存在しないのは、F1LIFEでも以前にお伝えした通りです。“元ジャーナリスト”の方でさえきちんと理解されていない方もいらっしゃるみたいですけどね。

 

 自分で取材していない、記事は無断でパクる、さらにはねじ曲げて、センセーショナルな見出しを付ける。少し見た限りでは多くの記事にこうした手法が見えますし、ちょっとやり過ぎです。

 

 スポーツ新聞や週刊誌などでは“イエロージャーナリズム“と言われるこうした手法ですが、ジャーナリズムでもメディアでもないF1-Gateにこの言葉を使うべきではないでしょうね。

 

 『F1-Gate』の中の人には、一度現場に取材に来てもらいたいです。実際に取材をすれば、何がどうなっているのか、分かるはずです。イギリス発の報道では表には出ない、出せないこともたくさんありますから。

 

 これだけ強い信念を持ってホンダ叩きとも言えることをなさっているわけですから、逆にその信念が間違っていたと気付けば、正しい信念を持って方向転換されることもあるのではないかとも思います。事実がどうかなんて関係なく、PV数と広告収入稼ぎが全てだという信念ならどうしようもありませんが……。

 

 でも、強い信念を持ってやっている人なら、真実を知ってもらいたいなと思いますし、一緒に仕事がしてみたいなとも思います。取材パスだったらFIAに頼んでいつでも手配できますから、ご連絡をお待ちしています。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

 

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Comment

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  • コメント (1)
    • Tonookahid
    • 2017年 6月 23日

    あと、あの酷い誤字脱字もなんとかして欲しいですね。

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