REGULAR【連載】

20160210-01

 

 もう先週の話になりますが、ホンダの新井さんにお目に掛かってインタビュー取材をしてきました。最初に打診したときには「この時期の取材はまだ具体的なことも言えないし……」なんて反応だったので、難しい顔して出ていらっしゃるのかなぁと思ったら、意外にも上機嫌でいろいろと話してくれました。「去年の開幕前テストでは、毎日顔合わせるのが嫌だなぁって思ってましたから(笑)」なんて言ったり(苦笑)。その様子を見る限りでは、今年の開発は順調に進んでいるのかなという印象を受けました。

 

 散々叩かれた“ビッグマウス”も封印して(実際には昨シーズン後半からもう完全封印してたんですけど)、非常に現実的な視点で語り、語ってくれた目標も非常に現実的なものでした。僕が他のエンジニアさんたちから聞いていた“現状”にも即したものでした。それを聞けば、ファンの皆さんも安心できるのではないかと思います。

 

 そのあたりは『Sportiva』さん(http://sportiva.shueisha.co.jp)で配信されるインタビュー記事をご覧頂ければと思います(2月12日金曜日配信予定だそうです)。

 

 ちなみに、最近になって急に新井さんが語っているホンダ関連のニュース記事が何本か出ていましたが、そのほとんどは『Nikkei Asian Review』というウェブサイトに載ったインタビューが元ネタ。ただし、新井さんによるとこのインタビューは元々は昨年末に日経新聞に受けたのが転載されたものだそうで、古い情報です。

 

 経済情報ってきっとどんどん変わっていくもので、1カ月前に仕入れた情報はもう古くなっているのが当たり前の世界だと思います。F1もそれと同じで、1カ月前に正しかったことが今も正しいとは限らない世界です。だから常に情報はアップデートしていかなければいけないんです。

 

 経済紙の記者さんならそんなことはよくご存じだと思うんですが、F1情報に対してはそんなふうに考えなかったのかもしれませんね。一般紙誌や経済紙誌がこうしてF1を扱ってくれることはとても大切なことだし、取材を受ける側としてもより多くの人に届けられるという意味では嬉しいことなんでしょうが、間違った情報が伝わってしまうのでは意味がありません。

 

 自戒の念も込めて、ここに書いた次第です。

 

 ともあれ、去年の開幕前テストでは毎日僕から逃げ回っていた新井さん(苦笑)。でも今ではそれを笑い話のネタにできるくらいになっていますし、別れ際には「今年はバルセロナで毎日にこやかに取材を受けてくれるのを楽しみにしてます」と伝えておきました(笑)。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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