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【アプレゲールですいません。】とっても気が重たかった開幕戦取材

【アプレゲールですいません。】とっても気が重たかった開幕戦取材

20170401-01

 

 2017年の開幕戦オーストラリアGPが終わり、その後の宿題もほぼほぼ終わってようやく一息吐いたところです。いやぁ、本当に今回の開幕戦は、こんなのは久々というくらい現地に行くのがイヤでたまりませんでした。イヤというか、気が重いというか。

 

 というのも、バルセロナ合同テストの後にあれやこれや言われていたマクラーレン・ホンダが、その原因はどうあれ、メッチャ遅いことは明らかに分かりきっていたからです。結果的にはそこまで酷い内容にならなくてホッとしましたが、実力から言えばやはりザウバーと最下位を争う位置にいたわけで、予選が普通に行なわれていればマクラーレン勢が最後尾グリッドにいてもおかしくなかったわけです。その時に土曜の取材がどうなっていたかと思うと、今でも嫌な気分になりますね。

 

 実際には、結果云々は別にしても、マクラーレンとホンダの離別騒動もあり、その方面の取材もせざるを得ませんでした。というか、表に出ている以上に現場はビリビリとした雰囲気で、真相記事にも書きましたがホンダ側もマクラーレン側がいつ独断的に発表をするかという緊張感がありました。実際のところは、割と早い段階でマクラーレン側が諦めというかホンダ側に歩み寄ってきてはいたのですが。

 

 いずれにしても、僕らは正直言ってそんな後ろ向きな取材がしたくてこの仕事をしているわけではありません。前向きな取材がしたいし、前向きな記事が書きたくてやっているわけです。提携解消がどうのとか、誰に責任があるだとか、そんな後ろ向きなことよりも、優勝とか表彰台とか成功の理由とか、そういう前向きな記事が書きたくてやっているわけです。

 

 そういう意味では、開幕戦は現地に行く前から後ろ向きな取材がメインになってしまうことは分かりきっていましたし、気が重たくてしょうがなかったわけです。

 

 まぁ、土曜日の予選がああだったことでマクラーレン側が狙っていたようなホンダ批判の嵐にはならなかったし、ホンダ側が危惧していたようなマクホン崩壊という展開にもならなかったので、僕らの仕事としても最悪の展開は免れたのは事実でした。木曜の段階からこういう不安とともに取材をしていたので、何事もなく日曜まで終わってくれて、最後はドッと疲れが出ました。

 

 前向きな取材ができるようになるのはいつになるか。まだまだ先になるとは思いますが、取材していても書いていてもワクワクするようなそんなレースが早く見たいですね。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

 

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