REPORT【報道】

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 グランプリ本番とは異なり、開幕前の合同テストではガレージ前には衝立が並べられ、ガレージ内で整備されるマシンのディテールを伺い知ることはできない。グランプリ週末には安全上の理由からこのような衝立の使用は禁止されているが、この規定はテストには適用されないからだ。

 

 まだ各マシンのカウル内部の写真はほとんど出回っていないが、その理由はこういったところにあるのだ。

 

 しかし、チームによってはその隙間から内部の様子が見えてしまうこともある。バーレーン合同テストで「衝立の隙間」から垣間見えたマシンディテールをご紹介しよう。

 

 後編はケータハム、そして衝撃のマルシアのカウル内全開!

 

 

【WILLIAMS FW36】 

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 メルセデス勢では唯一カウル内部が確認できた。取り立てて複雑なわけでもなく、タイトなわけでもない。そのあたりが熟成が速く進んでいる理由なのかもしれない。

 

 

【CATERHAM CT05】 

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 ケータハムも衝立がさほど高くなく、シャッターを閉めることなく作業を行なうため、内部の様子が確認しやすい。現時点ではまだ冷却系の空力パッケージを攻めてはおらずコンサバティブな仕様だという通り、大柄なラジエターなどの様子が分かる。

 

 

【MARUSSIA MR03】 

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 一番のスクープはこれかもしれない。ガレージ内にはチームスタッフの作業の様子を映し出す定点カメラが設置されているのだが、なんとその様子がピットウォールのモニターに丸見えの状態で表示されていた。

 

 今季型マシンは極めて複雑になったと言われているが、この映像を見ればそれも納得。エンジンルーム内は昨年までのマシンに比べて圧倒的に補器類の数が増えているのが分かる。

 

 

【McLAREN MP4-29】

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 こちらはオマケ。メルセデス勢でもまだバッテリー周りにトラブルは発生する。これは最終日午後の様子。このあとトラブルは解消しエンジンに火は入れられていたが、こうしてマシンの周りを立ち入り禁止にして作業しなければならないこともある。

 

 マクラーレンは様々な空力データ収集を進めており、フロントタイヤ後方だけでなくカウル上にもこのような大柄な気流センサーを装着していた。今季はフロントウイング規定やノーズ規定が変わりマシン全体の気流コンセプトが変化したことから、こうした気流センサーによるデータ収集やフロービズを施すチームが増えている。

 

 

【FERRARI F14 T】 

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 フェラーリはピットイン時も衝立の内側にピットインさせてすぐに隠してしまうほど神経質にマシンを隠しているが、4日目にはピット出口で長時間停止して、どうやらアイドリングの発熱限界を確認するデータ取りを行なっていた模様。その際、この距離でマシンを詳細に見ることができてしまうので、衝立ピットインはあまり意味がなかったのでは……?

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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Comment

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  • コメント (2)
    • mitsunishira
    • 2014年 2月 27日

    マルシャ・・・(苦笑)それにしてもザウバーも、潔いですね(笑)。
    なんだか、ドライバーうしろにサイボーグが載ってるみたい。

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