REGULAR【連載】

20180107-01

 

 ホンダ、2018年仕様PUの”保険”に、現行型をバックアップとして利用へ

 https://jp.motorsport.com/f1/news/ホンダ-2018年仕様puの-保険-に-現行型をバックアップとして利用へ-991817/

 

 こんなニュース記事を見付けましたが、ちょっとニュアンスが違う気がします。これは「ロストイントランスレーション」ですね。

 

 「ホンダは2018年型パワーユニットに問題が生じた場合、現行型つまり2017年型パワーユニットを保険として利用可能な状態にしておくという」という記事内容なんですが、これは長谷川さんのコメントが正しく伝わらずに起きた誤解のようです。

 

 長谷川さんがおっしゃっていたのは、開発に問題が生じて新型の開発に失敗してしまった場合でも、ある程度の実績のある2017年型を使うことができる。だから2017年のように失敗バージョンで実戦に臨まなければならないというリスクはない、という話でした。

 

 この記事に書かれているような、2018年型をテストで走らせて何か問題が起きたときに、スペアとして用意した2017年型に現場でボコッと載せ換える、というようなことではありません。

 

 テストまでに2018年型がきちんと仕上がらなかったら、最悪2017年型に手を加えたパワーユニットをSTR13に乗せて走ることもできるという意味です。2017年型をバックアップにという話は、あくまで開発段階の話であって、テスト現場の話ではありません。

 

 英語の記事を読むと、「新型に信頼性の問題があった場合には、開幕数戦は2017年型スペックのままで走る選択肢も」と書かれているので、こちらは長谷川さんのニュアンスをきちんと理解して書かれているようですが、これが日本語に翻訳される過程で英語で話した長谷川さんのコメントのニュアンスが上手く伝わらずにバックアップという言葉が一人歩きしちゃった感じですね。

 

 日本語→英語→日本語のロストイントランスレーションというややこしい話です……。

 

 (text by 米家 峰起 / photo by Honda)

 

 

 

 

 

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