【東京バーチャルサーキット】本格シミュレーターでドライバーの世界を体験する
東京バーチャルサーキットは、我々素人でも本格的なレーシングカーシミュレーターを手軽に体験できる場所だ。レーシングカーのドライビングというのがどんなものなのか、レーシングドライバーたちの凄さを身をもって知ることができる。
まずは実際のシミュレーターでの走行の様子をご覧頂こう。鈴鹿サーキットをARTAの小林崇志が走行している映像だ。シミュレートしているマシンはGP2/11で、マシン挙動もタイヤ特性も実車同様に再現され、コースも非常にリアルに構築されている。小林は走り始めてすぐに「これ、モノコックが本当に動いているんですか?」と勘違いしたほどなのだ!
まず目につくのは、F1マシンの形をしたモノコック筐体と、180度にぐるりと広がるスクリーン。ステアリングを外してコクピットに乗り込めば、目の前はもう完全にF1マシンから見える景色だ。
シミュレートできるのはGP2、WSBR3.5、F3、フォーミュラ・ルノーなどフォーミュラカーの各カテゴリー。さらにアウディR8 GT3 LMSやアストンマーチンGT1、GT2などもある。東京バーチャルサーキットでは実際のポルシェのボディやステアリング、ペダル、トランスミッションなどを使い徹底的に操作感にこだわったポルシェGT3のシミュレーターも用意されている。
実車と同様に各種パラメーターのセッティングができるほか、タイヤも本物と同じようにグリップレベルがシミュレートされ、摩耗やグリップ低下の有無も選択できる。走行中にステアリング上のボタンでブレーキバランスをリアルタイムで変更することも可能だ。
サーキットはF1開催サーキットの全てを含む約80コース。日本国内の主要サーキットも全て揃っている。新しいUSGPの開催地オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズやロシアGPのソチ・アウトドローモなども走ることができる。
筐体が前後左右に動くムービングアームこそないが、ステアリングは実車同様の重さで路面からのフィードバックも返ってくるため、ここでクルマの挙動を感じることができる。速度が上がってダウンフォースが増せば、ステアリングが重くなってそれを感じることもできる。180度スクリーンでぐるりと視界全体がカバーされているため、前記のようにプロのドライバーでさえ「これって動いてる?」と錯覚を覚えるほどだ。
システムはレーシングドライバーのダレン・ターナーが開発したBPS(ペース・パフォーマンス・シミュレーター)。世界各地の業務用シミュレーターで使用されているrFactor Proというソフトウェアを使い、各マシンの性能パラメーターを忠実に入力しているため、リアルさは折り紙付きだ。
ロガーデータを見て自分の走りを確認したり、プロの走りと比較してアドバイスを受けることもできる。レーシングドライバーだけでなく、エンジニアを目指す人にとっても良い勉強になるだろう。
通常のトレーニングコースは走行30分で10,000円。富士スピードウェイを5周計測走行(+1周アウトラップ)する体験コースは5,000円となっている。
『F1LIFE』では好きなグランプリ開催サーキットを走ることができる『F1LIFE特別走行券』を販売中なので、ぜひ利用して頂きたい。
また『F1LIFEチャレンジ』ではお得な価格でトレーニングコースが利用できるうえ、F1の現地でしか手に入らないグッズがゲットできる。こちらもおすすめだ。
東京バーチャルサーキットのシミュレーターを通してレーシングドライバーたちのドライビングテクニックを知る【ドライビング短期集中連載】①〜⑤も合わせて是非ご覧ください。また、東京バーチャルサーキットでのシミュレーター体験映像はF1LIFEのYouTubeチャンネルでご覧頂けます。
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●東京バーチャルサーキット『F1LIFEチャレンジ』体験パック
(text and photo by F1LIFE)
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