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【2021年F1新車解説】WILLIAMS FW43B、意欲的な進化の跡は見えず?

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 2021年3月5日、ウイリアムズはオンラインで2021年型マシンFW43Bを発表。

 

 ただし発表されたのはレンダリング画像のみで、それもかなり解像度の粗いもの。実車はすでにシルバーストンでシェイクダウンを行なっているが、その姿は明らかにされていない。

 

 メルセデスAMG製パワーユニットユーザーでありながら、メルセデスAMGからギアボックスなどカスタマーパーツを購入してマシンを組み立てることを拒絶し、空力パッケージも含めて独自のコンセプトでマシンを作り上げてきた。2014年当初はそれが上手くいっていたが、ここ数年はその独自路線がアダとなっており、テールエンダーを余儀なくされている。

 

 ウイリアムズが隆盛を極めた1980年代から90年代をイメージしたという青色と黄色のカラーリングを纏い、そこから次世代への進化をアピールしているというが、現段階のレンダリング画像では昨年型に比べてこれといった特徴のないマシンとなってしまっており、意欲的にテールエンダー脱出を目指しているようには見えない。

 

 新規定となる2022年にフォーカスし、今季は最小限のリソースでF1参戦を継続するのみと捉えているのか。まだ公開されていない実車がどのような姿なのかに注目が集まる。

 

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