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REPORT【報道】

【ホンダ新井・長谷川両氏インタビュー①】F1にもっと注力するという意志表明の組織変更

報道記事

20160224-01

 

 2月23日、ホンダはF1活動体制の変更を発表し、新井康久F1総責任者が退任し、本田技術研究所の主席研究員であり第3期F1活動でチーフエンジニアを務めた経験を持つ長谷川祐介を後任に据えた。さらに実際の研究開発活動を行なう本田技術研究所だけでなく、本田技研工業(ホンダ本社)としてもF1に対するコミットメントを強化するため、研究所の松本宜之取締役社長が本社のF1担当役員となることも決まった。

 

 2月23日から新井総責任者に加えて長谷川新総責任者もバルセロナのテスト現場に合流し、正式な交代は3月1日からではあるものの、実質的にはすでに総責任者として現場の様々な状況やデータの確認などに集中している。

 

 新井、長谷川の両氏に今回の組織変更について語ってもらった。

 

ーー今回の人事についてご説明頂けますか?

新井(以下、新)「ホンダ本社としてF1活動にさらに力を入れていきたいということで、HRD Sakuraの責任者とは別にF1専任でF1に集中できる体制を敷きたいということでこういったかたちになりました。より力を入れたいからこそ、これまで私が1人でやってきた役割を分けて、足りていない部分も足して、F1活動に関しては研究所の活動としての実務を長谷川が統括することになり、法務なども含めて本社としてF1をしっかりやるんだという姿勢を明確にするために本社にもF1担当役員(松本宜之)を新たに置きます。これまではそこがぼやけていたし足りていませんでしたから、もっときちんとやりたいという意思の表われだと理解してください」

 

ーーこれまで新井さんが1人で担当してきた役割を分担するということですか?

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