【日本のF1】ホンダ、第2チームへの供給を模索するも不発？

　モナコGPのパドックの一部では、ホンダが2015年から2番目のチームにもパワーユニットを供給し、日本人ドライバーを乗せるという話までまことしやかに囁かれていた。しかしこれはかなり現実味の薄い単なる噂話に過ぎない。

　中国GPの金曜FIA会見に出席したF1プロジェクト責任者の新井康久氏は、その席で「来季はマクラーレンとの独占契約だが、2016年以降はオファーがあれば供給も検討する」と明言した。2016年以降のカスタマー供給についてホンダはこれまで肯定も否定もしないというスタンスをとっていたが、カスタマー供給の可能性を肯定したのはこれが初めてのことだった。

　どうやらホンダはFIA会見で敢えて計画的にこの発言を用意していたようだ。