2014 T2 BAHRAIN TESTING

20140219-01


 ヘレスでほとんど走行することができなかったレッドブルとルノーは、その失った4日間を挽回すべくこのバーレーン合同テストに万全の対策を施して乗り込んできたはずだった。

 

 しかし初日は昼過ぎまでマシンの準備に追われ、走り出してみれば問題が発生し、最後はリアブレーキのトラブルでスピンオフして赤旗。ヘレスでの問題を受けて冷却系を含むパッケージングに対策を施した結果、その影響で今度はリアエンドが過熱する問題に悩まされることとなったのだ。レッドブルはこれ以上の走行は不可能と判断し、午後4時過ぎのこの時点で1時間半を残してこの日の走行を取りやめた。

 

ーーまたしても14周しか走ることができませんでしたね。

「もちろん自分たちの現状にハッピーなわけじゃない。でもこれはまだテストでしかないんだ。まだまだ先は長い。望んだ通りのスタートにはなっていないけど、このチームには賢明なスタッフが大勢いるし、まだ開幕まで時間はあるし解決できることを祈っているよ」

 

ーーチームはネガティブな雰囲気になっていませんか?

「シーズンは長い。誰もが新しいパワーユニットをきちんと機能させるというチャレンジに直面しながら新しいシーズンに臨んでいる。その中で最速のマシンを作り上げるためには、パッケージングという点で工夫が必要だ。テスト開始から5日間で僕らはかなり苦しんでいるけど、これが現実だし、これを改善するために全力を尽くすしかないんだ」

 

ーートラブル解決の糸口は掴めている?

「問題が何かは理解している。でもそれをすぐに直すことはできないんだ。今日はある程度走ることができたし、ヘレスで抱えた熱の問題は解決できたと思う。でもひとつを直せば他のところに問題が出てくる。今回のは前回とは別の問題だ。レッドブル側の問題もあるしルノー側の問題もあるけど、僕らはひとつのチームとして戦っているし、それを分けて考えるのは意味がないと思う。

 自分たちに起きている状況は理解しているし、今日だって何の理由もなくボランティアで14周走ったわけじゃないしね。あと何日か残されているテストの間にしっかりとやるべきことをこなしておきたいんだ」

 

20140219-02

 

ーー少ない周回数で5番手タイムを記録していますが、まだ自分たちのポジションは分からない?

「まだ僕はあまりこのクルマで走れていないから、自分たちのポジションを判断するのは難しい。第一印象は悪くないけど、基本的なパフォーマンスや信頼性の有無を判断するにはもっとマイレージが必要なのは明らかだ。まだまだやらなければならないことは山積みだよ」

 

ーー自分たちが最速のマシンであるという自信は持てない?

「どれが最速のクルマか、それはまだ誰にも分からないよね。僕らのクルマが最も信頼性の高いマシンでないことは明らかだけどね(苦笑)。コンペティティブなマシンであることを願っているけど、まだ数ラップ走っただけの現段階ではマシンフィーリングを正確に確認することはできないからね。特にまだマシンの全てがスムーズに機能していない今の状態ではね。まずは全てをきちんと機能するようにして、できるだけドライブしやすいようにマシンを仕上げていかなければならない。僕らはまだその初期段階でしかない」

 

ーーこの現状に混乱してはいませんか?

「パニックになる理由なんてないよ。(この現状は)ある意味では驚きだけど、ある意味では当然だとも思う。今シーズンはそのくらい大きなチャレンジだからね。さすがに最初からこんなにたくさんのトラブルに見舞われるとは思ってなかったけどね(苦笑)。でもこれはまだテストでしかないし、誰もここでポイントを獲ることはできないんだ。ここで得た宿題をしっかりとこなすことが、特にシーズン序盤に向けて大きな助けになるはずだ。全開で問題を解決するための方策を探すだけだよ」

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

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