RACE【レース】

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 グランプリを現地観戦しに行くためのガイド情報。全グランプリを現地取材している『F1LIFE』だからこそ知っている情報を読者だけにお届け。

 

 今年はグランプリだけでなく開幕前テストも行なわれるバーレーン。一時はグランプリ開催がキャンセルされるほどの反政府運動の激化を見せた国ですが、今の情勢はどうなっているのでしょうか?

 

【サーキット】・・・砂漠の真ん中にある近代サーキット

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●場所:バーレーン、サヒール

●全長:5.411km

●開催:2014年2月19日〜22日、2月27日〜3月2日

 

【ここが「○」】・・・あんまりないけど……

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 正直、あまり「○」なところはないのですが、強いて言えば人が少なくてのんびり観戦できるところ? でも実はグランプリ本番の時は結構お客さんが入ります。グランドスタンドはあまり入っていないように見えるんですが、グランドスタンド裏の広〜いF1ビレッジは結構お客さんでいっぱいだったりしますし、レース後のコンサートも夜遅くまで結構な盛り上がりを見せています。

 グランプリの時は気温38度とかになりますが、湿度が一桁%なのでからっとしていて気持ちの良い暑さです。テストが行なわれる2月下旬は気温20度ほどで、ちょうど良い気候だと思われます。

 

【ここが「×」】・・・サーキットへのアクセスが悪い

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 日本からバーレーンへのアクセスが悪いし、マナマの街からサーキットまで小一時間かかるくらい離れているのに、公共交通機関はありません。グランプリ期間中は無料シャトルが連れて行ってくれますが、テストの時はタクシーかレンタカーで自力で行くしかありません。サーキットは完全に砂漠のど真ん中なので、遭難したら死にます。

 反政府運動による治安の問題もあります。街には近代的な建物もありますし平然としていますが、グランプリ期間中はデモ運動予告があったこともあり、高速道路のあちこちに武装警察が配備されていて物々しい雰囲気もありました。サーキットの入口のセキュリティチェックも厳重です。

 

【日本からのアクセス】・・・遠いけど安く行く方法もあります

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 バーレーンはペルシャ湾に浮かぶ小さな島国ですが、日本からバーレーンへの直行便はありません。ガルフエアというバーレーンGPのタイトルスポンサーにもなっている国営航空会社もありますが、東は東南アジア、西はヨーロッパまでしか飛んでいませんので、日本からはどこかで乗り継がないと使えません。

 オススメは日本に就航している中東の航空会社を使うルート。エミレーツ(ドバイ)かエティハド航空(アブダビ)かカタール航空(ドーハ)で、最後にバーレーンへ1時間の短いフライトに乗り継いで到着です。これら中東の航空会社なら、おそらくエコノミーは10万円ちょっと、ビジネスは30万円弱で買えちゃうと思います。

 あとはキャセイパシフィックで香港経由のバーレーン行きか、トルコ航空でイスタンブールから3時間半ほどのフライトに乗り継ぐか。スターアライアンスならトルコ航空しかありませんね。

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 ちなみに、奥の手としてはフランクフルトかパリまで飛んで、そこからバーレーンへ6時間半、という手もあります。どうしても日系・ヨーロッパ系の航空会社で行きたい方はこのルートです。

 日本人なら到着時に15米ドル(約1500円)を払って観光ビザを取得することができますので、事前申請は不要です。でも反政府運動の高まりを受けて出入国管理は少し厳しくなっているようです。

 

【宿泊】・・・ホテルはたくさんあるけど不便

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 バーレーンの空港がある唯一にして最大の都市マナマには無数にホテルがありますので、宿泊に困ることはありません。ですが、バーレーンのホテルは総じて値段がやや高めです。あと、サービス業という概念がやや乏しい文化圏ですから、こちらが期待しているような対応じゃないことも時々……。

 いずれにしてもバーレーンには公共交通機関というものが存在しませんから、街にいくつかある巨大ショッピングモールの近くか、商業地区のホテルに宿泊することをオススメします。

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 何につけ作りの大きいイスラム圏らしく、部屋は異様に大きかったりします。ですが、イスラム圏の中では戒律が最もゆるい方なので、ホテルの中にディスコがあって周辺イスラム国から週末のたびに人がやってくるような場所もあり、深夜までドコドコうるさかったりします。

 主催者が“公式ホテル”を用意しているので、そこに泊まるのが安心です。

 

【サーキットへのアクセス】・・・シャトルバスがないとかなり不便

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 グランプリ期間中はマナマの公式ホテルやいくつかのショッピングモールなどから無料のシャトルバスが運行されています。おそらくテスト期間中はないと思いますが……。

 この無料シャトルを利用しないのであれば、あとはタクシーかレンタカーしかありません。サーキットまでは40〜60分ほどかかる上に、バーレーンのタクシーは高めなので、あまりオススメはできません。

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 テストの観戦は2月21・22日、2月28日・3月1日のみ公開で、観戦チケットは1日5BHD(バーレーンディナール、約1350円)。でもタクシー代が往復でその10倍くらいかかると覚悟しておいた方が良いと思います。

 

【グルメ】・・・イスラム料理が好きな人なら

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 地元料理は典型的なイスラム圏の食べ物です。いわゆるケバブという、牛肉・羊肉を焼いたもの。人にもよるでしょうが、独特のスパイスの香りが効いているので、日本人の舌にはあんまり合わないのではないでしょうか。

 砂漠の国ですから、生野菜やシーフードは貴重品です。

 フィリピンやインドからの出稼ぎ労働者も多いので、こうした東南アジア料理のお店も増えつつあります。もちろん高級ホテルなどに行けば質の高い日本食を食べることもできますが、基本的に物価の高いバーレーンですから、あまりオススメはできませんね……。

 

【観光】・・・観光スポットはあまりなし?

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 昔の要塞や博物館がある程度で、あまり観光地はないようです。海が美しいのは事実なので、これからリゾート地として観光開発に力を入れていくようですが、F1の初開催の頃からそんな話を聞いてもう10年になります……。

 

【オススメ度】☆★★★★・・・正直、全然オススメできません

 反政府運動はかなり収まったとはいえまだくすぶっているし、いかんせん治安の問題は完全に解決できたわけではない。日本から遠い。サーキットのアクセスは悪い。食べ物は美味しくない。物価は高い。と、あまり良いところはないように思います。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

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