REPORT【報道】

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 トロロッソSTR9のディテールを50点以上に上る膨大な高画質写真とともに詳細にチェックしていく。マシン解説本編と合わせてマシン細部を理解する貴重な資料となるはずだ。

 

【FRONT NOSE】

 

 

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 ノーズだけでなくモノコック自体もコクピット前から低く落とし込み、ノーズ先端までスムーズな曲線を描いている。規定を逃れるためのノーズは細長く、ノーズ本体は薄く成形されてノーズ下への気流を積極的に取り込んでいる。その一方でノーズ先端には小さな穴を開けてバルクヘッド冷却用の気流も取り込むことができるようになっている。

 

 公式写真ではノーズ先端まで全て紺色に塗装されているが、発表会に展示された実走マシンではノーズ先端の側面もノーズ裏側も塗装されていない。軽量化の意味合いもあるが、飛び石による塗装の剥がれが巻き起こす気流への影響を懸念してのことだろう。それだけこの内側は気流が繊細だということを意味している。

 

【FRONT WING】

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 公式写真では従来型のフロントウイングを装着しているが、ヘレスの実走マシンではメインプレーンを前後2分割、そしてフラップも内側と翼端部の両方をスリットで2分割した新型を装着している。アッパーフラップも湾曲を加えた新型となっている。

 

 翼端板は新型ながらシンプルで、後端に1箇所だけスリットを設けて内側から外側へと気流を導いている。また、フラップ裏には2枚の整流フェンスを装着している。

 

【FRONT SUSPENSION】

 

 

 

 

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 フロントサスペンションは「ハの字」角度が浅く、アームはほぼ水平にマウントされていてプッシュロッドの角度も浅い。アームはシンプルな形状で、アップライト内側のフィンもシンプルな構成だ。実走マシンではノーズ下に2枚のヒゲ型フィンを装着してノーズ下とフロントサスペンション周りの気流を制御している。

 

【SIDE POD】 

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 ポッドフィンもシンプルな形状で、ポッド上の前端に整流フェンスもない。しかしミラーはL字型のステーで支持し、これを水平フィンとして利用している。

 

 サイドポッド前面の開口面積は小さめで、後半部は極端に小さく絞り込まれている。

 

【BODY COWLLING】 

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 コンパクトなサイドポッドとは対照的に、エンジンカウルはややボリュームがある。コクピット後方のインダクションボックスは上下2段に分かれており、上の三角形インテイクはリアエンドまで排気する冷却用で、下の四角形インテイクがエンジンへの吸気ボックスになっているようだ。

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 サイドポッド後端のリアサスペンション前に排熱アウトレットを配し、リアカウルの後端にもエンジン排気管周辺に僅かに排熱アウトレットを持っている。カウルの峰には小さなシャークフィンを備えているが、完全にマシン左右を分断するものではなく、このあたりの空力コンセプトはレッドブルRB10とは異なっている。

 

【REAR SUSPENSION】 

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 リアサスペンションはプルロッド式を踏襲し、シンプルながら幅広のアームで整流効果を狙っている。ロワアームはかなり高めにマウントし、フロア付近は大きな空間を確保しているが、ロワアーム後方はトーアームとの間にドライブシャフトを半分だけ包み込むようなカバーを装備している。

 

 リアタイヤ内側のアップライトには整流フィンを多数備え、リアタイヤ前のフロアには2枚の整流フェンスを備えている。

 

【REAR WING】 

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 リアウイングは中央部のみ僅かにめくれ上がったような形状でドラッグ低減を狙う形状をしている。翼端板は前方に内側へ気流を導くスリットが1本、下端にはすだれ状スリットを設け、後方はかなり長いスリットにしてダウンフォース獲得を重視している。翼端板下はフロアに接続し、ディフューザーの効果向上を狙っている。

 

 リアウイング下の中央部には2枚構成のウイングレットを備え、箱組みのような翼端板で挟み込まれた下のフラップはかなり前後長が長い。その翼端板は下に伸びてフロアまで到達している。エンジン排気管がこのすぐ下にあり、その下にはさらにフラップがある。そしてエンジン排気が流れるリア衝撃吸収構造の上をU字型にして空力効果を狙っている。

 

【DIFFUSER】 

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 ディフューザーは昨年型を踏襲して後縁に1枚のフィンを取り付けた二重構造。しかしリアウイング下のエリアはエンジン排気管を中心としてかなり気を遣って開発しているようで、開幕までにアップデートが施される可能性も高いと言えるだろう。

 

【DRIVERS’ HELMETS】

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(text by 米家 峰起 / photo by Wri2, Toro Rosso)

 

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