2014 T2 BAHRAIN TESTING

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 ルノーのパワーユニットが深刻なトラブルを抱えている。ヘレスで抱えた問題を、全く解決できないでいる。バーレーン合同テスト初日のレッドブルやトロロッソの結果を見れば、そう早合点してもおかしくない。

 

 しかし実はレッドブルとトロロッソは車体側の問題であり、ルノーはヘレスでの問題はほぼこれを解決していた。初テスト参加となったロータスのバッテリーには問題が発生したが、これはマイナーなものだという。ルノー・スポールのトラックオペレーション責任者レミ・タファンは現状を次のように語った。

 

ーーまたしてもルノー・ユーザーの周回数が振るいませんでした。

「ヘレスのテストで抱えたオーバーヒートの問題はすでに解決できたと自信を持っている。ヘレスでは多くのミスを犯したが、今回までにその問題の全ては期待通りに解決することができた。もちろんまだ我々が望むような完璧なパワーユニットを供給できているわけではないが、我々としては思っていた通りのベースラインに達することができたと考えている。明日に向けてさらにアップグレードしていくし、それはテスト最終日まで続けていく。その点に関しては満足している。

 一方では(ロータスのパワーユニットに)別の問題も発生したが、2週間前のヘレスで経験したような大きなトラブルではないし、今はまだそうしたトラブルを見つけていく段階だと思っている。そのために開幕前にテストをしているわけだからね。予定通りではないが、挽回しているところだ」

 

ーーパワーユニットは改善できたと?

「我々としては間違いなく前進できたと思っている。今日充分に走行することができなかったクルマもあったし、その中には我々のパワーユニットに起因する問題を抱えたクルマ(ロータス)もあった。しかしケータハムは安定して多くの周回を重ねているし、今日は一度もコース上にマシンを止める原因にはなっていない。ソフトウェア面に関しては充分に満足のいくところまできた。あとはハードウェアだが、こちらも改善のために日夜関係なく努力を続けているよ」

 

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ーー今日レッドブルが走行できなかったのは?

「基本的に我々は彼らの作業が終わるのを待っていた。走り始めも走り終わりも、彼らが決めたんだ(レッドブルの問題だった)。我々としてはケータハムもレッドブルもトラブルフリーの走行だった」

 

ーールノーは他メーカーに比べて大きな冷却容量を必要としている?

「ただひとつ言えるのは、去年までのパワーユニットに比べて冷却容量が増しているということだ。各ガレージを見て回れば、マシンごとに冷却系のレイアウトが異なっていることが分かるはずだ。だからそれを比較してパワーユニットごとの違いを一概に語ることはできない。

 我々としてはベストを尽くしたし、今週のバーレーンはそんなに暑くないとはいえ熱の問題は抱えていないし、(熱対策が)そんなに悪いとは思っていないけどね」

 

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ーー今日のロータスの問題は?

「大まかにいって2つの問題が発生した。詳細は話すことはできないが、そのうち一方はヘレスでのトラブルに似たものだった。しかし詳細は異なるし、これから夜の間にデータを確認して明日に向けて対策を取るつもりだ。バッテリーについてはまだ改善作業が必要なことは把握しているし、これからアップグレードを施していくつもりだ」

 

ーー今後の作業予定は?

「現時点ではできるだけロングランを行ない、パワーユニットのコントロールシステムの改善を進めたいと思っている。ビリ・シャチヨンのファクトリーでもサーキットの現場でも、スタッフは皆全力で努力を続けている」

 

ーーメルセデス勢があれだけマイレージを重ねていることに焦りはない?

「現時点ではライバルが何をやっているのかに目を向けることは時間の無駄でしかない。我々はまず自分たちがやるべきことに集中しなければならないし、現にそうしている。ライバルたちの動向に目を向けるのは、それがきちんとできてからだよ」

  

(text by 米家 峰起 / photo by Wri2)

 

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