RACE【レース】

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 初の合同テスト参加となったロータスは、マシントラブルが頻発して充分な周回数を稼ぐことができなかったものの、最終日には59周を走ってパストール・マルドナドの表情はやや和らいだ。ただし前日に続いてポジティブな言葉を並べはするものの、表情は決して明るいとは言えない。

 

 また、“壊し屋”というレッテルを貼られた2人のドライバーがコンビを組むロータスだけに、それについての質問も飛んだが、マルドナドはロマン・グロージャンは過小評価されているとフォローしつつもこれを笑い飛ばした。

 

ーー最初の公式テストを終えて、感触は?

「今日はベターだよ。クルマは良くなっているし、今日はクルマにもパワーユニットにもトラブルもなかった。1度コース上に止まったけど、小さなトラブルでしかないし、20分後にはコースに復帰することができたからね。昨日も(ギアボックスの)小さなトラブルでしかなかったんだけど、直すのに時間がかかっただけのことだ。

 印象はポジティブだよ。この4日間で想定していた周回数をこなすことはできなかったけど、後半の2日間は大きく前進できたし、最終的には悪くない1日を過ごせたよ。まだまだやらなければならないことはたくさんあるけど、次のテストでもさらに前進していきたいと思っているよ」

 

ーークルマのペースについては?

「まだやらなきゃいけないことが多いし改善しなければならないところもあるし、100%で走れているわけじゃないから、ペースはまだ気にしていない。マシンバランスはまだ完璧じゃないし、最大限にプッシュして走っているわけではなくて、時々ブレーキングを遅らせてみたりしてマシンの反応を確認している段階だ。マシンバランスもセットアップもパワーユニットも、まだまだ改善の必要がある。でもクルマのフィーリングは良いからね。でもこれだけの走りができたことはある意味では驚きですらあるよ。

 メルセデス勢がルノー勢よりたくさん走り込んでいることは知っているし、速さの点でも優れているようだ。でも実戦でどうなるかは開幕してみるまで分からないよ。ルノーは今問題を抱えているけど、過去を振り返ってみても分かる通り素晴らしい技術力を持っている。このチームも数々の栄光を手にした素晴らしいチームだ。必ず問題は解決できるし、そのためには自信を持って協力し合うことが重要だ。それについては僕はとても自信を持っているよ」

 

ーーパワーデリバリー、ドライバビリティの問題は?

「そんなに問題ないよ。もちろん今年はトルクが大きいしスロットルマップやトルクマップなど調整しなければならない要素が多い。ダウンフォースも減っているしグリップレベルが低いから、ドライバーの側が適応しなければならない面もある。でも特に違和感を感じることもないし、充分にコントロールできているよ」

 

ーークルマの遅さには不満を感じる?

「そんなことないよ。もっとひどいのを想像していたけど、実際のところそんなに悪くないよ。

 そりゃもちろんV12エンジンで2000馬力あるならその方が良いに決まってるけど、僕らが戦わなきゃ行けないクルマはこれだ。ルールはみんな同じだし、僕らはみんなその中で少しでも速く走るために全力で戦う。それがレーシングドライバーというものだよ」

 

20140226-12

 

ーー新しいマシン、システムにはもう慣れた?

「僕自身は全く問題ないよ。ドライバーとしては全く新しいクルマに乗ったとしても数ラップも走れば慣れてしまうものだ。クルマは走り始めからフィーリングがすごく良かったし、クルマに関しては何の心配もしていない。

 でもエンジニアやメカニックたちがものすごく複雑なこのクルマのシステムに慣れ、信頼性を高めなければならない。次のテストまで数日間しかないけど、その間にこのテストで見つかった問題点をしっかりと対策しておく必要がある。その点ではこの4日間で集めたデータが大いに助けになるはずだ」

 

ーー残り4日間で充分なテストができる?

「充分じゃなきゃいけないんだ、開幕までのテストはその1回しかないんだからね。開幕までに全ての準備を整えるために、僕らは100%努力しなければならない。それができなければ、実戦で準備作業を続けていかなければならないわけだからね。もっともっと周回数が必要だ、1日100周は走りたいね」

 

ーーロマン・グロージャンとのコンビネーションは?

「彼のことは良く知っているよ。F1に来るまで、僕らはずっとともにレースを戦ってきたからね。僕と同じように若くて、イイヤツだし、才能のあるドライバーだ。世の中の人たちは彼のことを過小評価しているかもしれないけど、僕は彼の速さは知っているしリスペストしている。チームメイト同士が戦うのは当然だけど、チームのために一緒に協力もしていく」

 

ーー危険な2人だという不安の声もありますが、ぶつかったりはしない……?

「GP2では一度あったけど……僕らは戦ってるんだ、2人ともファイターだからね(笑)」

 

ーー2人でタイトル争いができる?

「クルマ次第だね。クルマが良ければそれも考えなきゃいけないし、早くなければ考える必要もない。でもこのチーム内には素晴らしいスピリットがあるし、僕らは2人ともレースをするためにここにいるんだ」

 

(text by 米家 峰起 / photo by Lotus)

 

 

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