02/24
【バーレーン合同テスト・4日目】K・ライコネン「タイムは気にしてないけど、正直悪くないと思っている」
まだ目立ったタイムを出してきていないフェラーリは、キミ・ライコネンがテスト4日目の最後にターン4の立ち上がりでクラッシュするなど、不安な面もある。しかしチームはまだ自分たちのプログラムに専念しており、タイムを狙った走行はしていない。ライコネンもマシンの仕上がり自体には満足しているようだ。
ーーセッション終了間際に赤旗を出しましたが、何が起きたんですか?
「スピンしてクラッシュした、それだけのことだよ。(ターン4の)コーナーの立ち上がりで縁石に乗ったら、激しくホイールスピンしてマシンをコントロールできなくて、真っ直ぐにウォールに突っ込んだんだ。時にはこういうこともあるよ」
ーー最速タイムを狙ったアタックは?
「していないよ、今日のベストタイムだって2日間走った中古のソフトタイヤで出したものだ」
ーーヘレスからバーレーンまでに、マシンの変化は?
「もちろん進歩はしているけど、フィーリング自体はそんなに大きく変わったとは思わない。抱えていたいくつかの問題を解決して、さらに新たなことを発見していっている状態だ。セッティングも大きく進歩した。そんなに悪くはないし、良いポジションにいると思うけどね」
ーー去年のマシンよりも遅いことについては?
「分からないね。他チームのラップタイムについては僕は全然知らないし、去年のタイムがどうだったかも覚えてないしね。いずれにしてもまだ2回目のテストでしかないし、すぐに去年よりも速くなるよ。まずはオーストラリアでどの程度になっているかだね」
ーーライバルたちと比べて自分たちの立ち位置はどう見ていますか?
「正直言って、そんなに悪くはないと思う。まだまだやるべきことはたくさんあるし、僕らは変更に対してマシンがどう反応するかをチェックしている段階だ。他チームがやっていることもそれぞれバラバラで分からないし、タイムを気にしてもしょうがないよ。それが分かるのは開幕戦を迎えてからだ。それまでは自分たちのことに専念して全力を尽くしていくだけだ。毎年開幕前のテストはそうだけど、みんなは僕らのポジションを知りたがるけど、開幕してみるまでは正確な予想をすることなんてできないよ」
ーー信頼性の不安は?
「信頼性の面では問題ない。ちょっとしたトラブルは出たけど、すぐに直せるマイナーなものだしね。新車というのはいつもそういうものだし、それもテストの一部だ。簡単に直せないトラブルに苦しんでいるチームもあるみたいだけど、僕らはすぐに直せるような小さなトラブルだけだ。想定外のことは何も起きていないし、パニックになってもいない。クルマは現時点では全く問題ないし、これからさらに改良を施していく。開幕までまだまだ先は長いしね」
(text by 米家 峰起 / photo by Wri2)
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