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REPORT【報道】

2012年シーズン『開幕直前テスト 戦力徹底分析』

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「テストで実力は見えない」は真っ赤なウソ?

 2012年の開幕間を前に3回の公式合同テストが行なわれ、最も気になるのは当然、どのチームのニューマシンが最も速いのかということだ。

「テストはしょせんテストでしかない」

 ドライバーやチーム関係者はそう口にし、テストでのタイム比較には意味がないという。実際、燃料搭載量にはフルタンクからガス欠寸前で150kgもの開きがあり、これはラップタイムにして約4.5秒にもなる。タイヤもピレリからは4スペックが供給されており、各スペック間には0.4〜0.5秒差があり、つまりスーパーソフトとハードでは1発アタックのピークパフォーマンスに1.2〜1.5秒の差が存在することになる。コンディションの違いもある。

 確かに純粋なパフォーマンス比較を正確に行なうことは難しいが、それでもラップタイムを見れば各マシンのパフォーマンス傾向が見えてくるのは事実だ。

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