REPORT【報道】
【特別レポート】ホンダ、スペック3.1の耐久性は3戦以下。来季型への実戦テスト
ホンダの最新型スペック3パワーユニットだが、実走行でのダメージが予想以上に大きく、現状では3レースも保たないことが分かった。
ホンダはロシアGPにスペック3を投入したが、この時はオシレーションとドライバビリティに問題を抱え金曜日のみの使用に留まった。本来の計画ではUSGP以降に投入するはずだったが、日本GPに間に合わせるために前倒ししてロシアGPに投入しペナルティを消化したため、セットアップ面の熟成が不充分だったからだ。
ただしロシアGPでスペック3を投入した段階では、ロシア、日本、US、ブラジル、アブダビと残りの5戦を1基のスペック3で戦う計画だった(メキシコGPは当初から高地対応の手間とリスクを考慮してスペック2で戦う予定)。
ところが日本GPで初めて金曜から日曜までを通して走行してみると、スペック3には予想以上のダメージが進んでいた。
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MercedesやFerraiにこういう問題が起こっていないように見えるのはどうなってるんだろう…..
隠れてテストをしてるのか、
テストベンチが高度なのか、
見えている試験要素から推測できるノウハウがあるのか…
彼らはベンチでめちゃくちゃ壊しまくってそのデータ蓄積を元に限界ギリギリまで攻めた開発をしているから強いんです。
でもそれは、Mercedes/Ferrariにしかできない、ということじゃないですよね…
シンプルにホンダのベンチテストの量が足りない?
それとも、同じベンチテストでも、シミュレートできるレベルが違うから?つまりテストベンチが高度?
それとも、ホンダのテスト設定が甘いだけ?
量も質も全然違うようですね。
ベンチでは大丈夫だったのに実走では・・・というトラブルが多かったのはそのため。ようやく「質」の部分はかなり追い付いてきたようです。
しかし「量」はバンバン回してバンバン壊すわけですから、ベンチの台数もエンジンの基数も必要で、莫大なコストがかかります。そこに彼らはずっと以前から投資していたということですね。
テストがほとんどできないレギュレーションが分かった時点で、こりゃテストでガンガン壊すしかない、と踏んで、高度なテストベンチを用意するところから始めたのが Mercedes ということですね。
その時点での読みとお金のかけ方、か….
そのタイミングでその投資を決断した人がえらかった….
思い切った判断ができることころが、やはりレース屋さんなんですよね。
なんでも時間かけて会議で決めて誰も責任取らなくていいようになっているようなサラリーマン組織ではこういう人たちに勝てないと思います。
昨今の日本のメーカーにありがちな、投資した結果無駄になるかも、失敗するかも、というリスクを取らないことを良しとする経営…..ですねぇ….. で後手後手….. それも7年間のブランクがあるのに…. あ、あるからか…..