【特別インタビュー】ホンダ、2015年F1参戦に向けた最新状況を聞く
2015年からマクラーレンにパワーユニットを供給しF1に参戦を開始することを決めているホンダだが、そのパワーユニット開発状況はどうなっているのだろうか? 春先の報告以来、音沙汰のない開発状況についてF1プロジェクトの総責任者である新井康久氏をハンガロリンクで直撃した。噂される日本人ドライバー起用の可能性や2チーム目の供給などについても聞いた。
——現在のパワーユニットの開発状況を伺いたいのですが、4月の中国GPの時点では順調ということながら信頼性とパフォーマンスのバランス策定や、時間的な問題を認識していらっしゃいました。その後の状況はいかがでしょうか?
「パワーユニットの開発は今も“スケジュール通り順調”ということにしておきたいのですが、それぞれユニットごとに並行して開発を進めていく中で、出来の良いところとまだそうでないところがあるのも事実です。細かなトラブルもありますし。
夏休みを全て返上してというほどではありませんが、このパワーユニット開発が時間との闘いであることは変わっていません。今年の日本GPではホンダのF1復帰に向けた取り組みを皆さんにアピールする予定ですが、そこに開発中のパワーユニットを飾れれば嬉しいんですが、スケジュール的には絶対に無理ですね(苦笑)。
シーズン終了までの実走テストもそのための車両開発が非常に複雑で面倒ですので不可能だと考えていますし、それよりも2015年型マシンの開発を急いだ方が良いでしょう。1月末のヘレスでのテストが初めての走行テストとなります。最終戦の直後にアブダビ合同テストで走らせる云々という話は、その後も何も聞いていません。エリック・ブリエさんとは会っていませんから(苦笑)。それもスケジュール的には不可能でしょうね」
——メルセデスAMGが採用している特殊なタービンとコンプレッサーのレイアウト方式も検討しているということでしたが?
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