【アプレゲールですいません。】豪雨でディレイの後始末
マレーシアGP土曜日は2時間以上にわたって雨が降り続けるという、マレーシアらしくない雨で予選開始が50分もディレイし、さらに赤旗の影響もあって、予選が終わったのは当初の予定よりも59分も遅い17時59分でした。
普段なら、予選後というのは各チームがドライバーやチーム関係者の取材対応を用意していて、それぞれ時間が細かく決められています。技術ミーティングなどの合間の時間に上手く設定されているわけです。我々取材者は、それに合わせて自分の取材したい相手のところに行くんですが、各グランプリでだいたい同じような時間なので、何戦か取材すると“流れ”みたいなものができてきます。
ですが、このように予選スケジュールがディレイしてしまうとその予定はぐっちゃぐちゃになってしまいます。「予選が1時間遅れたから取材対応も1時間遅らせます」っていうチームもあれば、「この時間に変更!」っていって何の前触れもなく決めちゃうチームもあったり。
このスケジュールが貼ってあるメディアセンターの掲示板は「変更」のお知らせだらけになるし、それを注意深くチェックしておかないと、いつの間にか終わってた、みたいなことにもなりかねません。そんな配慮なく行き当たりばったりで取材対応をして「はいこれでおしまい」っていうパターンもあります。
チームが用意したメディアセッション以外の場でチーム関係者を捕まえて話を聞く、という取材も、いつものようにはいきません。予選後のミーティングなどのスケジュールが普段とは違ってしまったりしますから。なので、こちらも最後までドタバタしてしまいました。
そんな中、ケータハムの広報トムは予選後すぐにメールで「カムイの取材対応は19時にディレイになるよ。他の日本時メディアにも伝えてくれ」と連絡をくれました。お陰様で、ミーティングを終えた後のコバヤシ選手にもしっかりと話を聞くことができたのでした。
(text and photo by 米家 峰起)
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