【特別インタビュー】山本尚貴「30歳のオッサンが今頃なに言ってんだよ』って言われたくなかった」(前編)
ドイツGPの金曜日、山本尚貴は取材の場を設けてドイツGPを訪れた理由やその直前にこなしたシミュレーター作業の様子などを語ってくれた。その模様はドイツGP中のインタビュー記事でお届した。
しかしその後、レース週末にトロロッソに帯同した山本は日曜の決勝前に再び日本人メディアともっと話がしたいと改めて歓談の場を設けて、その理由を次のように語った。
「前回話を聞いて頂いた後に、自分が本当に話したいことが全部話せたのかなと思って、僕は自分の思いをもっと伝えたいし、それに対して皆さんからもっと聞きたいことがあれば聞いてもらえればというのがあって、こうしてまたお時間を頂きました」
「僕は日本で10年プロとして国内のレースを戦ってきましたけど、皆さんは同じ日本人とはいえF1をメインにお仕事されていらっしゃるので、僕がどういうドライバーでどういうことを考えてレースをしているのか、人となりを合わせてご存じないと思いますしそれが当たり前だと思いますし、僕は自分の思いをSNSだけではなくて皆さんに発信して頂いてファンの皆さんに伝えて頂きたいですし、そうしないと僕の価値も上がらないと思います」
「僕の人となりを理解して頂いて、それでもし皆さんに応援して頂ける対象になるのであれば、そうして頂ければという思いがあります。もちろん人間ですから「コイツはダメだな」と思われればそれは仕方のないことですけど(笑)、レーシングドライバーの山本尚貴というものをもっと知ってもらえれば嬉しいなと思うし、皆さんとももっとコミュニケーションを取らせてもらえればなと」
「日本ではメディアの皆さんと付き合いが長いので、レースごとに改めてこういう時間を取るかというと、それが必要ないとは言わないけど、僕のことを知ってくれているので改めて話す時間が必要という関係性ではないですからね。それに日本はメディアの数も多くないですし、スーパーGTともなればドライバーの数が多いので、全員が全員とゆっくり話す時間があるかというとそれほど時間が取れていないというのが現実ですね」
「この(F1という)スポーツ、この村って特殊なので、話したくても話せないタイミングもありますし、メーカーも絡んでいたりするのでなかなか自分の個人的な思いを伝えられないところもあるんですけど、あまり取材としてカッチリした話ではないところで話せる時間があればと思ってお声がけさせて頂いたんです」
この事実そのものが山本の思慮深さや、ドライバーとしても人間としても成熟していることを表わしていると言える。シミュレーター作業やチーム帯同など、その中で感じ取り考える能力についても、ベテランドライバーだからこそと感心させられる点が多々あった。
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なんか赤裸々ですね。ものすごく勉強になります。これで前編ですか(笑)。
やはり、
「山本尚貴 F1への道」
ドキュメンタリーですね(笑)。
人生かかってるもんな。右に行くか左に行くか。おっさんなりの言葉の重さ出していけばいいと思う。
レギュラーシートとれるように応援してるぜ
山本選手を応援したくなる良い記事だと思いますし、
ピレリタイヤの話とか勉強になりました。
後編も期待しています!
真面目か!
でも期待してる。
応援しますよ!