REPORT【報道】

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 バーレーン合同テストの3日目、午後2時。ピット出口を走って行くF1マシンが目と鼻の先に見える広場は、大勢のファンで賑わっていた。この2日間はバーレーン・インターナショナル・サーキットが一般にも開放し、1日わずか5ディナール(約1350円)の安価でテスト観覧ができるようにしていた。さらに両日とも各チームの協力のもとF1ドライバーのサイン会を開催し、この時間だけはパドック側のこの広場に来場者を招き入れ、まさにF1との距離を縮めるファンサービスを提供していたのだ。

 

 ファンは自分の好きなドライバーの列に並び、サインをもらう。ドライバーたちも「どこから来たの?」「元気?」などと気さくに話し、ツーショット撮影にも応じるなど、ファンとの交流を楽しむフレンドリーな雰囲気が溢れていた。

 

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 さらにサーキット側もノベルティグッズを配布したりと、1カ月後に迫ったグランプリ本番に向けてプロモーションサービスに余念がない。

 

 それ以外の時間は、ファンたちはグランドスタンドに陣取り、朝から夕方まで1日中楽しむことができる。メインストレートを加速していくF1マシンの走りやピットガレージの様子をつぶさに見ることができるし、最上段まで上がれば、ターン1〜3や9〜10、11などのインフィールドの走りも見える。観客数はそれほど多くないため、いろんな場所でゆったりと観戦することができる。

 

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 グランプリ本番とは違ってまだグッズショップやメーカーのブースなどは出展しておらず、広大なグランドスタンド裏は殺風景ではあるが、常設のウェルカムセンターではトロフィーやヘルメットなどが展示されていたり、サーキットの公式グッズやチームグッズも販売されていて、ショッピングを楽しむファンの姿も見られた。

 

 サーキットはマナマの街から離れた砂漠地帯のど真ん中にあり、公共交通機関も存在しないため、アクセスは決して良くは無い。タクシーで行けば30分、12ディナール(約3240円)ほどかかる。

 

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 それでも地元のファンだけでなくイギリスをはじめ欧州から来たファンも多く、マクラーレンのチームウェアを着てジェンソン・バトンにサインをもらい大感激していたファンの姿も。27日にサイン会に出席した小林可夢偉も大人気で長い行列ができていたが、終了後も日本から来たファンに気さくに接していた。これだけドライバーやF1パドックと身近にフレンドリーに接する機会というのは、グランプリ本番ではなかなかないだろう。

 

 例年、ヘレスやバルセロナの合同テストでは観戦チケットが販売されてファンも最新のF1マシンを見ることができるが、こうした機会を提供したサーキットはいまだかつてなかったはず。バーレーン・インターナショナル・サーキットの取り組みには一定の評価を与えるべきだろう。来年の開幕前のテストがどうなるかは未定だが、もし来年もバーレーンでテストが開催されるなら、観戦地候補に入れてみてはいかがだろうか?

 

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(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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  • コメント (2)
  1. senju1027
    • senju1027
    • 2014年 3月 03日

    行くまでがめんどくさそうですが、着いてしまえば「来てよかった!」な場所なんでしょうね、このテストは。うらやましいです。

    • MINEOKI YONEYA
      • MINEOKI YONEYA
      • 2014年 3月 05日

      まぁ1日や2日だけなら、街からタクシーで行っても良いですしね。来月のバーレーンGPに向けてプロモーションしたかったんでしょうが、テストでこんなにファンサービスするとはビックリしました。チームからこれだけ協力してもらっているということは、おそらく今回のテスト開催に際してそれなりの(金銭的な)便宜を図ったんでしょうね。あくまで推測ですが、サーキット使用料を無料にする代わりにファンサービスに協力してね、みたいな。

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