REPORT【報道】

20160507-01

 

 2017年に向けて、ホンダがパワーユニットのレイアウトを変更する見通しであるという報道がなされた。

 

 ホンダRA616Hは“サイズゼロ”コンセプトを実現するためにICEのVバンク内側にMGU-Hをレイアウトしているが、これがMGU-Hの小型化を強いており、昨年型よりも大型化したとはいえこのままではメルセデスAMGやフェラーリのパワーユニットには勝てないとの結論に達したというのがその報同内容だった。

 

 厳密に言えば、現在のホンダのパワーユニットの出力不足はICEに起因するもので、MGU-Hの発電量不足はMGU-H本体ではなくMGU-Hのモーターを回すターボコンプレッサーの大型化によって解消された。4メーカーの中で最大サイズのMGU-Hを持つルノーが出力面で苦戦しているのも、MGU-Hが全てではないことを物語っている。

 

 それでもメルセデスAMGのように様々な場面でMGU-Hを積極的に使いパワーユニットを効率的に機能させるような使い方ができてないことも事実で、その背景にはMGU-Hが小型で冷却が難しいレイアウトであることも影響しているとみられる。また、ターボ過給だけで自然点火させるHCCI(予混合圧縮着火)の採用についてなど、ホンダの長谷川祐介F1総責任者に聞いた。

 

ーー2017年に向けて、ICEのVバンクの内側にMGU-Hを搭載する独自のレイアウトを変えるという話が出ていました。

「もちろんいろんな研究はやっていますし来年に向けた研究もやっていますけど、まだ何も決まってないですよ(苦笑)」

 

ーーサイズゼロのコンセプトを辞めるということも?

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