【特別レポート】ホンダ改良型PUは「ペナルティ覚悟で完成次第、即投入」
開幕戦オーストラリアGPで、改めてホンダのパワー不足がはっきりと突き付けられた。『F1LIFE』で既報の通り現状のRA617Hはジェットイグニッション技術を導入したもののその点が未成熟なままでの実戦投入となり、ICEの燃焼に苦労している。マッピングによる燃焼の改善も必要ではあるが、根本的な解決には燃焼室、つまりICEのハードウェアの変更が必要になる。
では、アップデートの投入はいつになるのか?
長谷川祐介F1総責任者に現在の状況を聞いた。
ーー現時点のRA617Hですが、開発目標のパワーを達成できていないということですが、この厳しい状況というのはいつくらいから分かっていたんでしょうか?
「目標としたところまでいっていませんし、蓋を開けたところで他との差が大きかったということもあります。自分たちの目標としたほどパワーが出ていないというのは、事前に分かっていました。しかしその時点ではまだ他社がどのくらい伸びてくるかは分かっていなかったわけで、そういう意味では本当に『これはダメだな、これじゃマズいな』と思ったのはバルセロナ合同テストです。もちろんその前から『これはちょっとマズいな』とは思っていましたけど(苦笑)、完全にこれじゃダメだと分かったのはバルセロナで他社のパワーを見てからです」
ーーということは、他社の伸びしろはホンダが想定していたよりも大きかったということですか?
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