REGULAR【連載】

20150308-01

 

 鈴鹿サーキットではファン感謝デーが開かれ、東京では百貨店3店舗でF1展が開かれています。鈴鹿では赤白のマクラーレン・ホンダが走り、昔懐かしいドライバーたちが来場してドライブし、東京では過去のホンダマシンが展示されています。

 

 僕はF1を見始めたのがF1ブーム真っ只中の1991年で、もちろんマクラーレン・ホンダとアイルトン・セナの大ファンでした。今でも、一番美しいと思うF1マシンのひとつはMP4/6です。

 

 でも、誤解を恐れずに言えば、ホンダがF1に復帰するからといって第二期マクラーレン・ホンダの栄光ばかり持ち出して昔を懐かしんでいるのは、なんだか違和感があります。

 

 確かに過去の栄光は素晴らしい。でもホンダはF1に出て行って新たな成功を収めるべく全力で戦っているはずです。いえ、ヘレスでもバルセロナでも、いろんなことが起きて想定通りとは行かなかったかもしれませんが、間違いなく“前を向いて”全力で戦っていました。

 

 僕が今興味を持っていて取材したいこと、伝えたいこと、そして応援したいことは、2015年のホンダの挑戦であって、過去の栄光がどれだけ素晴らしかったかとか、自分が過去の栄光に浸ることではありません。むしろ、それは全く無関係のものと言っても良いかもしれません。僕は過去がどうであったかよりも、彼らがどんな未来を生み出すことができるのかということのほうがよほど価値があると思っていますし、ファンの人たちにももっとそちらに目を向けてほしいと願っています。

 

 中には「こんな懐古主義で大丈夫なのか?」と不安に思っておられる方もいらっしゃるかもしれません。でも、大丈夫です。マクラーレンにしてもホンダにしても、事務方の人たちはどうしてもプロモーションのために過去のマクラーレン・ホンダという栄光の名前を持ち出したがりますが、技術畑の人たちは過去のことなんてこれっぽっちも気にしていませんから。

 

 過去の栄光や先人たちの経験・知恵は大切なことですが、今僕らが目を向けるべきは、未来のことだと思います。少なくとも僕は、そちらを向いていきたいと思います。う〜ん、チームやメーカーさんの方を見て「素晴らしいイベントです!」とか大人なこと言ってれば良いのかもしれないけど、僕ちゃんお子ちゃまだからまぁいいや!(笑)

 

(text by 米家 峰起 / photo by Suzuka Circuit)

 

 

 

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