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【アプレゲールですいません。】TSAっていったい何かね?

20140615-01

 

 カナダから家に帰ってきてスーツケースを開けると、はい、入ってましたよやっぱりこれが。

 

 これ、「TSAがあなたの荷物を開けてチェックしましたよ〜」というお知らせです。TSAというのはアメリカ国土安全保障省の輸送保安庁。アメリカを経由して行くとほぼ100%の確率で入ってます。

 

 アメリカの空港は安全確保のためという大義名分を錦の御旗に(アメリカだから星条旗か(苦笑))、人のスーツケースを自由に開ける権限を持ってるんです。権限というか、勝手に開けちゃうだけの話なんですが(苦笑)。

 

 鍵をかけていてもTSAが持っている鍵で自由に開けられちゃうという『TSAロック』という錠前が、みなさんのスーツケースにも付いているかもしれません。この赤いマークの鍵です。

 

20140615-02

 

 でも、最近じゃこの鍵すら使われてなくて、飛行機に乗る時に鍵をかけて預けると錠前を壊されて開けられるという傍若無人ぶり。空港のチェックインの時に「鍵はかけない方がいいです」って言われちゃんですから、いやホントに(苦笑)。じゃあ何のためのTSAロックなんだよ!?みたいな。

 

 鍵をかけずに預けるってのもイヤですけど、開けられて中身を全部見られるのもイヤなもんです。アメリカの飛行機なんてバス同然の“庶民の足”ですから、まぁ汚ったないバッグだらけの中でリモワとかがあれば「何か良いものが入ってそう」な感じで開けますよね(笑)。

 

 そこでカメラとか金目の物を入れてたら間違いなく盗まれますから、アメリカを経由するときはスーツケースにはホントに何も入れられません。

 

 ちなみにワタクシ、初めてブラジル行った時にアメリカ経由で行ったらデジカメ盗まれました(笑)。キヤノンの20Dでした。それ自体はもう結構長く使っててそろそろ買い換えかなとか思ってたから金銭的ダメージはそんなに大きくなかったんですけど、現地に着いて「カメラがない!」ってなるとその週末はマトモに写真が撮れないし、そっちのショックの方が大きかったのを今でもよ〜く覚えてます。

 

 だからアメリカはヤなんだよなぁ(苦笑)。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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