RACE【レース】

20140421-11

 

 前戦バーレーンGPに続いて出されたーチームオーダー。王者セバスチャン・フェッテルにとってそれは屈辱的な事実だったに違いない。3周にわたってダニエル・リカルドを抑え続け、チーム内の不和が強まるのではないかとの見方も出るほどのバトル。

 

 チームと戦略の違いを確認し、先行させる正当な理由を得るまでのことだとフェッテルは弁明したが、同時にリカルドの方が今季型マシンに上手く適応できているとも認める。

 

ーー26周目のターン1でダニエル・リカルドが先行しましたが、あれは譲ったんですか? それともラインがワイドになっただけ?

「あれは僕が譲ったんだ」

 

ーー無線では『なぜ譲らなければならないのか』、『同じタイヤなら抜けないのは“tough luck(身から出た錆)”だ』と話していましたよね。

「最初はあの指示の趣旨が何だか理解できなかったんだ。バーレーンの時とは違って、僕らは2台とも同じタイヤを履いていたからね。だからダブルチェックの意味で聞いたんだ。あの時点ではダニエルと僕は違う戦略を採っていてから彼の方が速くてああいう指示が出されたわけだけど、レースが終わってみればあそこで彼を抑え続けることが無意味だったと分かるけど、あの時点ではどうなのか分からなかったんだ。その後の僕には充分な速さがなくて最終的には2ストップ作戦に戻して24秒差でフィニッシュすることになってしまったんだ」

 

ーーレース途中からペースが遅くなったように感じましたが、それはどうして?

「レース序盤にフェルナンド(・アロンソ)を抜くことができなくて、だからドロップバックすることに決めたんだ。それに、第1スティントは悪くなかったんだけど、第2スティント以降のミディアムタイヤでは全然速く走ることができなかった。原因はなぜだかまだ分かっていないけど、ソフトタイヤの第1スティントでは特に問題もなくメルセデスAMGと同じレベルで走れていただけに、残念だよ」

 

ーー33周目には周回遅れの小林可夢偉に抜かれて苛立っているようでしたが?

「彼は新品のタイヤに履き替えたばかりで、最初の数ラップだけは僕よりも速かったんだろう。でもあそこで僕がタイムロスしたことは間違いないよ。だからあんまりハッピーじゃなかったんだ」

 

ーーここまで決勝ではリカルドに後れを取ることが多いように感じますが、それはなぜ?

「ダニエルはとても良くやっているよ、1週末だけじゃなく安定して良いレースをしている。今年はクルマが去年までとは大きく違うけど、彼はそれを最大限に引き出せているんだ。逆に僕はそこに少し苦労していてまだクルマと戦っている。

 まだまだ先は長く、一歩前進してはまた後退してということの繰り返しだよ。でも自分たちの弱点がどこにあるかは分かっているし、それがコーナーでなくてストレートであることも分かっている。今後数戦で正しい方向にもう少し前進できればと思っているよ」

 

20140421-12 

 

(text by 米家 峰起 / photo by Red Bull)

 

 

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