RACE【レース】

20140417-01

 

 日本から近いこともあり、比較的リラックスした様子で中国GPのパドックに現われた小林可夢偉。結果にこそ繋げられなかったものの、前回のバーレーンGPで好走を見せて手応えを得ただけに、今週末に向けて期待も高まる。そんな中で可夢偉は、きっちりと週末を戦い、チャンスが巡ってくるのを待ちたいと語った。

 

ーーなんか動きが鈍いけど?(笑)

「寒いなぁと思って(苦笑)。隣の家に来るぐらいの感覚で来て、この服(短パン)しか持ってきてないっていうね(笑)。キャリーバッグだけで充分なくらいの荷物で来たんですけど、失敗でしたね」

 

ーー体脂肪率が低いからじゃない?

「え、測ってないですけど、なんでそんな話に飛ぶんですか?」

 

ーー体脂肪率が低いと体温が低くなりがちだから、今年これだけ身体を絞った影響かなと。

「ああ、そういうストーリーに持って行こうと?(笑)」

 

ーー今週はFP-1は走る?

「はい。僕は(走らなくても)全然大丈夫なんですけど、今回は走ります。スペインGP以降はまだ分からないんですけど、必ずいくつかは走らないところがあるとは思います」

 

ーートラブルについてはもう一段落したと考えて良い?

「でも(バーレーンGPで)もう1台のクルマは停まってたから、安心はしきれないですね。2台完走しないとそこまではいけないかなと」

 

ーー前回話していたアップデートはしっかり届いた?

「いや、大して届いてなかったですね、申し訳ないですけど(笑)。なので今回もあんまり変わらずです。今回の方が晴れるとドライタイヤは上手く使えると思うんですけど、ウエットタイヤはどうだか分からないですね」

 

ーー今週末はずっと雨みたいだけど?

「気分的に一番モチベーションが上がらないですよね、こういう天気って(苦笑)。レースがどうとかじゃなくて、朝起きた時点で雨降ってたらイヤでしょ? 太陽に当たらなかったら人間ってダメですからね。トレーニングするのもイヤになってきますもん。天気が良かったら、何も計画なく走ってみよかなって思ったりもするでしょ?」

 

ーーここは空気も悪いし。

「え、そうなんですか? 僕なんかもうサーキットでどうしようもないくらい走ってますよ。こんな天気なんで外は走ってないけど」

 

ーーもうコースは歩いた?

「はい。今のところ(オーストラリアGPから)皆勤賞ですよ。だから木曜日は短パンで来るようにしてるんですけど、今回だけは調子に乗りすぎましたね!(笑) メルボルンで失敗して足にマメができちゃったんで、歩けるクツも履いてきてますしね! これ原宿のナイキショップで買ったんですよ、多分W杯仕様ですかね?」

 

ーーケータハムは木曜の朝のトラックウォークが早いよね?

「そうなんですよ、米家くんらが追いかけてこないうちに逃げようって(笑)」

 

ーーそういうところでエンジニアたちとのコミュニケーションもスムーズになった?

「うん、全然」

 

20140417-02

 

ーー改めて確認だけど、前回のバーレーンGP決勝で最後に燃料が足りなくなったけど、1周分の燃料をセーブするのも難しかった?

「あそこまで問題ないっていうて走ってて、最後にセーフティカーが入って1周増えたら、もうダメでしょ。計算が間違ってたとかそういうレベルじゃなくて、(残り11周で1周分セーブするというのは)結構切ないレベルですよ。エンジニアも結構ドキドキやったと思うけど、僕はストレスが溜まるばっかりでしたよ」

 

ーーエンジニアからはどういう風に指示が来ていた?

「ステアリングのダッシュボードにターゲットの数字が表示されるんですよ、1周の燃料消費量が。それを狙って走れって。ただ、その数字がハンパない数字やったから。『これ全然全開じゃないんですけど!』みたいなね。ホンマ、ドMですよ。スロットルオフで走るのが一番(燃費セーブの)効率が良いんでそうするんですけど、それが長すぎてタイヤも冷えてくるし」

 

ーーあれがなければザウバーの前に行けた?

「まぁ、戦略も間違ってたとは思いますけどね。セーフティカーが入った時点でマルシアはタイヤを換えてたから。こっちも換えてないと厳しかった。まぁ入ってても燃費があれじゃダメやったんですけどね」

 

ーーシーズン序盤からザウバーと戦えるとは思っていた?

「単純にザウバーが上手くいってないだけやと思います。まぁ僕らも決して上手くいってるわけじゃないけど」

 

ーーとはいえ2戦連続で完走したわけだけど、今回はどうアプローチする?

「今週も完走を目指して、ちゃんと完璧に1週間を作ることですね。前回もそんなに悪くなかったし、セーフティカーのあれさえなければ1週間全力で戦えたって言えたとは思うんですけどね。それを安定してやり続けることですね」

 

ーー前回と比べて今回成長できる部分というのは?

「それはもう、チームの経験が一番大きいんじゃないですか? 今のところ自分たちにある力は引き出せてると思うんで、あとはスムーズに組み立てて、目の前にチャンスが巡って来た時にそのチャンスを掴みにいける状態にしておかないと」

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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