04/22
【中国GP恒例?】中国語式のF1チーム&ドライバー表記ラインナップ、完全解説!
中国はもちろん中国語が公用語で、何事も漢字を使って表記します。ですからF1のような外来語も漢字の当て字で表現します。ちなみに、F1は「FORMULA ONE」の直訳で「一級方程式」と表記するのですが、最近では皆さん「F1」と表記した上で中国語読みして「エフ・イー」と呼んでいるようですね。
ではドライバーの名前やチーム名は?
というわけで、その表記をズラリとご覧に入れましょう。
ドライバーの名前は基本的に当て字です。いずれも元の発音に近い音の漢字が使われていますが、同じ漢字でも日本語とは発音が違うので、我々日本人にはちょっと違和感があったりしますね。フェッテルは「ウェイトゥ〜」という感じで、ちょっと変なんですが……。
レッドブルのチーム名は、直訳で「紅牛」。というか、すでにレッドブルの製品が中国国内でこの名前で販売されているので、自動的にこれを使っているわけです。発音は「ホンニュウ」という、なんとも可愛い音です。
メルセデスAMGはこんな表記。これは全て発音で当て字ですね。
フェラーリも全て当て字。
実は毎年微妙に表記が変わったりもしているようです。まぁ同じような発音の漢字はたくさんありますし、その中で少しでも意味合いの良い漢字とか本人のイメージに近い字を選んでいるようですね。
ちなみにフェラーリ「ファラリ〜」という、なんとも気合いの入らない発音なんですが(笑)。
こちらはロータス。グロージャンは「グロスジャン」になっています。
マクラーレンはこれ。チーム名表記は以前はマクドナルドと同じ「麦(マイ)」が使われていたのですが、今はこの表記に変更されています。
フォースインディアのチーム名は意味で表記していますね。なんか強そうです(笑)。
ザウバーのチーム名は、なぜか「索伯」(サウバー)の後にチームを意味する「車隊」の簡体文字が加えられています。
トロロッソはこちら。チーム名はなぜかウイリアムズのガレージの向こう側に掲げられていましたので(苦笑)、そちらをご覧ください。
こちらもチーム名表記はレッドブルと同じく「紅牛」。イタリア語からの直訳ですね。でも中国の関係者たちは「小紅牛(シャオホンニュウ)」と呼んでいました。「紅牛青年隊」と表記されているものもあったり、まぁどれもちょっとおかしな感じですね(笑)。
ウイリアムズはこちら。チーム名表記プレートはありませんでした……。
マルシア。これはすべてそのまま当て字です。
そして注目のケータハムがこちら。
ど〜んと「小林」!(笑) なんだか小林さん家の表札みたいです。
今まではドライバー名はフルネーム表記だったと思うのですが、今年は名字だけになったのでコバヤシ選手はこんなことになってしまいました。
ちなみに「可夢偉」の表記もそのまま簡体字にしただけです。でも発音は「シャオリン・クゥムンイィ〜」となります。やっぱりなんだかベトナム辺りの有名人っぽい発音に聞こえます(苦笑)。まぁ、F1ファンはちゃんと「カムイ」って呼んでますけどね。
他ドライバーのフルネーム表記も含めて、こちらをチェックしてみてください。
オマケで、FIAとFOMはこんな表記。こちらは当て字じゃなくて意味で表記ですね。中央の壁にどかんとあるのは、ジョニーウォーカーの巨大メッセージ広告です。「バーニーが『乗る前に考えろ』って言ってるぞ」と。「飲んだら乗るな」じゃなくて、ちょっとひと味ウィットが効いてますよね。
(text and photo by 米家 峰起)
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