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【マレーシアGP・日曜日】V・ボッタス「まだ話し合っていないし、チームオーダーについては答えたくない」
レース序盤から自分の方がチームメイトよりも速いと主張し、終盤にはオーバーテイクを許されたものの、チームメイトは順位を譲らず。フェリペ・マッサは仮に先行してもジェンソン・バトン攻略は不可能だったとしたが、バルテリ・ボッタスはその可能性はあったと主張した。
チームオーダー無視に関する見解へのコメントは拒否したが、マッサのその行動に対して満足していないことは明らかだった。
ーー最後にチームオーダーが発令されたものの、フェリペ・マッサに抜かせてもらえませんでした。
「18番グリッドからスタートして、その不利を跳ねのけて一気に追いついていったんだけどね……。まずはデータを見てどれだけ僕の方が速かったのか、何が起きたのかをチームと一緒に話し合いたいと思う。まだデブリーフィングが終わったばかりで、きちんと話し合いもできていないんだ。他の質問になら答えられるけど、その件についてはあまり答えられないよ。この状況をきちんと分析してからでないとね」
ーーもしスムーズに抜かせてくれていたら、どこまでいけた?
「データを分析してみないと分からないけど、もう少しポイントが獲れた可能性はあったと思うよ」
ーージェンソン・バトンは抜けたと思う?
「そう思うよ。可能性はあったと思う」
ーーフェリペ・マッサはトラクション不足で追い抜きは難しかったはずだと話していましたが?
「僕は最初のピットストップを少し遅らせたから、僕のタイヤはフェリペやジェンソンよりも良い状態にあったんだ。だから前の2台よりも少し速いペースで走れていたように感じていたし、ジェンソンに対して仕掛けてチームのためにもう数ポイント多く獲得するチャンスはあったと思うよ」
ーーでもマッサを抜くことはできなかった?
「同じクルマ、同じエンジンではそう簡単に抜くことはできないよね」
ーー最後は抜かないようにチームから指示された?
「そう、最後の2周はもうオーバーテイクすることは許されていなかったんだ」
ーー今後どのように対処すべきだと思っていますか?
「とにかく今日起きたことから学び、未来に向けて生かすことだよ。こういうことからでさえ、常に学び続けることが大切だと思っている。どういうシチュエーションの時にはどう対応すべきなのか、これまで以上に細かく話し合う必要があるだろう。まだ長いシーズンが始まったばかりだし、こんなところでチーム内で戦うのではなく協力していかなければならないしね」
ーーもし予選も決勝もドライでスムーズに戦えていたら、どこまでいけた?
「フェラーリは速すぎたと思うけど、フォースインディアを倒すことはできたはずだ。でも後方からのスタートではタイヤも痛めやすいしやらなければならいことが増えるから、この次の数戦ではクリーンな予選をこなしていきたいね。バーレーンではきちんとトップ10以内からスタートして、自分たちがどこまでやれるのかを確かめたいと思っているよ」
(text by 米家 峰起 / photo by 米家 峰起, Wri2)
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