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2018 T2 BARCELONA TESTING

【バルセロナ合同テスト】HALO対策その④、空力付加物とフロービズで気流を読む

HALO-28

 

 HALOはコクピット周辺の気流に大きな影響を及ぼし、乱流とウェイク(上昇気流)を発生させます。その結果、コクピット後方のインダクションポッドに入る空気量にばらつきが生じてパワーユニットの出力が不安定になったり、リアウイングに当たる気流が乱れてダウンフォースを失いやすいといった状況が発生します。

 

 これを防ぐために、各チームがチタン合金製のHALO本体にカーボン製のシュラウドを被せて独自の形状にするほか、整流フィンを取り付けて気流制御に努めており、バルセロナ合同テストでは様々なソリューションが見られました。これらを参照しつつ、レッドブルのフロービズ画像からHALO周辺の気流がどうなっているのかを見てみましょう。

 

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  • コメント ( 9 )

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  1. TAKU

    HALOについてとても興味深い記事で楽しかったです!

    一点分からなかった単語なんですが、「HALOシュラウド」とはHALOのどの部分を指してるのですか?

    • MINEOKI YONEYA

      外に見えている部分全てがカーボン製のシュラウド、要するにカバーですね。

      • TAKU

        そうなんですね!
        そうしますとつまり、Helo本体の上にカバーがされてて、そのカバーに車体に似合う塗装がされてるという認識なんですね?

  2. TAKU

    文中に「HALO右半分の蛍光オイルはHALO後端の円周に沿って左右両側アームへ流れていますが、」とありますが、HALO右半分なので右側アームのみへ蛍光オイルが流れているように画像から見えるのですが、アームという部分の私の受け止め方が間違っていますでしょうか?

    • MINEOKI YONEYA

      ごめんなさい、表現が悪かったですね。右半分の気流は後端の円周に沿って右側アーム後方へ流れ、左右それぞれがアームに沿って流れている、という意味です。

      • TAKU

        お忙しいなかお返事いただきありがとうございます。
        また、オーストラリア出張お疲れ様でした。

        HALOのお返事ですsが、かみ砕いて説明すれば、右半分の気流は右側アーム後方へ「しか」流れず、結果的に左半分の気流も左側アーム後方へ「しか」流れてないことを表しているということでしょか。

        • MINEOKI YONEYA

          フロービズの気流を見ればそのように見えますよね。もちろんこれはHALO表面の気流でしかないので、少し離れた箇所の気流がどこまでこれに引っ張られているかは分かりませんが……(チームはCFDのデータと組み合わせてコラレーションすることで正確に把握しているのでしょうね)。

  3. TAKU

    お返事ありがとうございます。
    色々よくわかりました。
    それにしても、Haloを見て思ったのですが、Haloの導入が正式に決まった瞬間から、空気の流れを妨げるものかもしれないと疑い始め、どのチームもすぐに対策を考案してくるあたりはさすがF1だと感心します。

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