RACE【レース】

20140304-01

 

 最終日にトップタイムでテストを締めくくり、最も高い下馬評を得ているメルセデスAMGのルイス・ハミルトンは、ゴキゲンだった。スーパーソフトを履いて2度のタイムアタックを行ない、いずれもミスがあったとは言いながらも、マシンの持つポテンシャルの高さを証明した。他チームをリードした形でシーズン開幕を迎えようとしているハミルトンの心境とは?

 

ーー開幕前のテストを振り返っていかがですか?

「全体としてみれば素晴らしい冬、素晴らしい開幕前テストだったと思う。最初にコースインしたのも僕らだったし、とても多くの距離を走ったことはポジティブだ。

 ファクトリーでも現場でもチームの全員が素晴らしい仕事をしてくれた。特に今日はみんないろんな小さな変更作業が必要でハードだったけど、おかげでたくさんの項目をこなすことができたからね。開幕戦が楽しみだよ」

 

ーー開幕に向けて準備はできていますか?

「間違いなく、100%準備ができているチームなんてないと思う。でもその中でどれだけ自分たちにやれることをやるかが重要だ。今年は本当に学ばなければならないことが多くて大変なんだ。パワーユニットもそうだけど、ドライバーとしては排気ブローイングがなくなったクルマのダウンフォースレベルも学ばなければならないし、ブレーキングもそうだし、タイヤもそう。僕は今日初めてスーパーソフトをトライしたんだけど、まだ2セットしか走っていないような状態だ。マシンの速さを引き出すためのセットアップはまだ学んでいっている途中だし、これからシーズンが始まって走れば走るほど新しいことが見つかっていくだろう」

 

ーー今日のベストタイムはマシンの全力を引き出せた?

「いや、1回目のアタックは前半は良かったんだけど後半でミスをしてしまった。2回目も最悪だった。まだ今年のタイヤのパフォーマンスをどう引き出せば良いのかを探っているところだから、それが見えてくればもっと速さは増すよ」

 

20140304-02

 

ーータイムアタックをしてみて、タイヤの感触は?

「特性は去年のタイヤとはかなり異なるね。でも今年はクルマ自体が扱いづらくなっているにもかかわらず、しっかりとグリップは得ることができた。そんなに悪くないと思うよ。去年の各スペックの差はそれぞれ小さなものでしかなかったけど、今年のスーパーソフトは他とはグリップレベルにすごく大きな差があるんだ。それは確認できたから、次に走る時はそのグリップを維持する方法を確認しないとね」

 

ーーレッドブルについてはどう見ていますか?

「彼らが去年のチャンピオンであり、ターゲットになることは間違いない。実際、クルマはとても速そうだからね。それに美しいクルマほど速いと言うから、彼らのクルマは今年もすごく速いはずだ。今はパワーユニットの問題に苦しんでいるようだけど、それが解決されれば彼らを打ち負かすのは簡単ではないと思うよ。もちろん僕たちも速いと思うし、彼らと戦えればと思っているけどね」

 

ーー今年の勢力図は?

「今年は勢力図を分析するのが今までで一番難しくて厄介な開幕前テストだ。僕たちもまだ学んでいっている途上だし、まだカバーできていないことは山のようにあるんだ。開幕戦の金曜日のフリー走行でもまだ手アスとをやっているような状態になるだろう。僕らもまだまだ進歩の余地はある。その一方で今年はミスの多い年になるだろうし、自分たちのミスが少ないことを祈りたいね」

 

ーー自分たちは優勝争いができる?

「そうだな……トップ5以下ってことはないだろうね、今言えるのはそのくらいかな(苦笑)」

 

(text by 米家 峰起 / photo by Mercedes AMG)

 

 

 

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