RACE【レース】

20140301-03

 

 メルセデス製パワーユニットの完成度の高さを武器に、バーレーンではレースシミュレーションまで到達したフォースインディアの実質的なマシン開発責任者である羽下晃夫プロジェクトリーダーに、ここまでのニューマシンVJM07のテスト状況について聞いた。

 

ーーテストの進捗状況はいかがですか?

「ウチもようやくちゃんと走れるようになってきたかな、といったところですね。今年はパワーユニットを中心としてクルマの全てが新しいじゃないですか。なので、テレメトリー上で警告を出すトリガーがかなり低く設定されていて、ちょっとした異常でもあれば念のためにすぐに警告が出るようになっているんです。完全に壊れてしまう前に止めようと。ヘレスからバーレーンに来てもまだコース上に止まるマシンが多いのはそのせいなんです」

 

ーーここまでのテストの中心はやはりパワーユニットの制御系ですか?

「そうですね。走れば走るほど何かが起きたりするので、そういうところを潰していって。我々はそれがようやく一段落ついて、走れるようになってきたという感じです」

 

ーー今年は燃費セーブのためのマネージメントも重要ですよね。

「ええ、マッピングの使い方も重要ですが、今年はドライバーも頭を使って走らなきゃダメですね。エンジニアからの指示通りに走るだけじゃなくて、何が必要なのか、何が有効なのかを自分で感じ取って考えて走れるドライバーが有利だと思います」

 

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ーー新加入のチェコ(セルジオ・ペレス)はそのあたりはどういう印象ですか?

「どんどん学んでいっていますね。言ったことは思いのほかすぐにキッチリとできるし、吸収も早いですね」

 

ーーメルセデスユーザーは先行しているように見えますが、準備は開幕までに間に合いそうですか?

「いや、オーストラリアGPはどうなるかまだ分かりませんね。メルセデスAMGは先行逃げ切りを狙っているでしょうね。特にシーズン序盤のうちは本当に何が起きるか分からないし、上位チームが思ったよりも下でフィニッシュしたり、逆に下のチームが思ったよりも上でフィニッシュする、なんてことがあると思います。ドサクサに紛れて上を狙えるというのは、去年はウチとザウバーくらいだったじゃないですか? でも今年はウイリアムズもすごく良いし、マルシアだって分からない。このあたりの争いはかなり熾烈になると思いまよ」

 

(text by 米家 峰起 / photo by 米家 峰起, Force India)

 

 

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