06/23
【GP2オーストリア・日曜】佐藤公哉「良い要素がひとつもない週末でした」
ーー最後尾グリッドからのレース2でしたが、スタートで22位までポジションを上げました。
「スタートは良くもなく悪くもなくという感じで、まえについていくだけのスタートでしたね。1コーナーで前でゴチャゴチャやってたんで、後ろから様子を見てたらいつの間にか3台抜いて前に出てたっていう感じでした。その後は2周くらいゴチャゴチャしているうちに(レースが安定して)前に行くチャンスがなくなっちゃいましたね」
ーーその後はリオ・ハリヤントを先頭にした渋滞にずっと捕まってて。
「クルマのバランスはそんなに悪くなかったです。昨日(1周リタイアで)レースをしてないんで僕のデータがなかったんですけど、ギアレシオのセッティングがちょっと外れてる気がしました。昨日チームメイトも文句を言ってた見たいですけど、前がミスったところに立ち上がりで(加速重視で)合わせても2速・3速・4速の加速では置いていかれてる感じでした。追い付いたところでストレートが終わるような。ずっとその繰り返しでしたね。前が(もっと大きく)ミスるかタイヤが落ちてくるのを待つしかなかったレースでした」
ーーまた昨日当てられたロシア人の後ろを走っていたよね?
「そうですね、今日も当てられましたしね。ターン2でノーブレーキで突っ込んできたときは結構シビレましたよ(苦笑)。まぁ、そういうドライバーだってことですよね。周りでも有名なんで、彼が来たらとりあえず避けて、自滅するのを待つっていう(苦笑)」
ーー今週なにかポジティブな要素はありましたか?
「良かったところはなかったですね。僕にとってもチームにとっても得たものはそんなになかったと思います。イニシャルの時点から外していたのが大きかったですね。良かったのはホテルの横のピザ屋の女の子が可愛かったことくらいですね(苦笑)。アタックしたんですけど『また来年会いましょう』って言われたんで、フラれたっていう意味ではそれも良くなかったんですけど、そこだけはゼッケン2番のロシア人並みに諦めずにプッシュしていきたいと思います(笑)」
ーー次のシルバーストンは経験も豊富なサーキットだよね?
「シルバーストン自体はよく知ってますけど、今のレースはクルマが全てですからね。70年代のレースみたいなドライバー(が差を生み出せる)的な要素はゼロに近いですし、どんな仕上がりのクルマに乗るかっていうことがその週末を左右してくると思います。今までF3とかでも結果は良かったし、サーキット自体は好きなんですけどね」
ーーF1で走ったことがあるから事前の準備がしやすいってことはない?
「F1はラップタイムも10秒以上違うみたいですし、違いすぎてあまり参考にはならないでしょうね。『F1は楽しかったなぁ』っていうことくらいしか覚えてないです(苦笑)。あとはライスボウル(サーキット近くの中華料理店)が楽しみです!」
(text and photo by 米家 峰起)
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