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【モナコGP・日曜】マルシア J・ブース代表「レース中のことは覚えていないくらい最後までナーバスだったよ」
モナコGPで悲願の初ポイントを獲得したマルシアのジョン・ブース代表を、レース直後の集合写真撮影を終えたばかりのところで直撃。喜びに溢れた率直な気持ちを聞いた。
ーー初ポイント獲得おめでとうございます。
「ありがとう。最後尾グリッドからのスタートだったし、ペナルティを都合2つも科せられたわけだから、難しいレースだったね。でもジュールは非常に良いドライビングをみせてくれたし、デビューからたったの24戦目でこんな素晴らしいレースをみせてくれるなんて、最高だったね。クルマに速さがあること自体は最初から分かっていたから、我々としては最後までプッシュし続けるだけだった」
ーーレース中はどんな気持ちで見ていましたか?
「分からない、覚えてないよ(苦笑)。明日電話してもう一度聞いてくれないかな?(笑)」
ーーそのくらいナーバスだった?
「そうだね。もう5年半もの間、我々はこの瞬間を待ち望んできたんだからね。それだけの歳月をかけてやっと今日、初めてポイント獲得ができるだけのコンペティティブさを披露することができた。今日の我々はポイントに値する速さがあったし、それだけのレースができたと思うよ」
ーーポイント獲得を確信したのはいつ?
「う〜ん、チェッカーフラッグを受けてからだね!(苦笑) まぁ、実際のところマグヌッセンとライコネンが接触して2台が潰れたおかげで我々はポイント圏内に入ることができたんだ。でもモナコではそういうことがよく起きるんだから、そのチャンスを最大限に生かすことが重要だしね」
ーー今週こんな結果を予想していましたか?
「木曜のフリー走行の結果がかなり良かったから、予選ではQ2に行けるくらい良い戦いができるんじゃないかと思っていたんだ。実際には黄旗とトラフィックのせいで予選の結果自体は残念なものになってしまったけど、我々にパフォーマンスがあるのは分かっていたんだ。この週末の速さには非常に勇気づけられたよ」
ーーこれでチャンピオンシップ10位に確保向けて大きなアドバンテージが得られましたね。
「その通りだね。最高の気分だ。いや、我々は9位だって狙っていくよ! ザウバーの前に行ったから、このまま9位の座を維持できるように全力を尽くしていくよ」
ーーこの5年半で一番苦しかったのはいつでしたか?
「う〜ん、苦しかった時のことなんて忘れたよ(笑)。今が一番幸せな瞬間であることは間違いない。それが重要なのさ。本当に信じられないくらい最高の気分だよ!」
(text by 米家 峰起 / photo by Marussia)
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