REPORT【報道】

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 2015年に向けた動向が注目されている小林可夢偉だが、12月26日の『KamuiTV』公開収録でこれについて語った。2015はまだ何も決まっていないというが、F1の可能性は厳しいこと、それでも2016年のF1復帰に向けて諦めていないこと、そして来季は国内に復帰するとしてもスーパーGTで走るつもりはないということなどなど。その模様は一両日中に小林可夢偉オフィシャルサイトで公開される予定だ。

 

「今はまだ何にもサインしてませんから、何でもできますよ。逆に、何をしたら良いと思います?」

 

 可夢偉は会場に集まったファンの人たちにそう問い掛けた。

 

 12月10日・11日にスーパーフォーミュラのテストに参加し、どうやら国内のチームからのオファーもあるようだ。可夢偉自身が希望すれば参戦できる用意は整っているはずだが、可夢偉の中ではF1という可能性はまだ消えていない。

 

 ただしヨーロッパはすでにクリスマス休暇に入り、年明けまで動きは止まっている状態だ。

 

「僕自身はまだF1を目指すべきだと思ってるし、現実的に考えて2015年が無理だとしても2016年にはF1に戻れるようにしたいと思っています。ケータハムやマノーのエントリーがどうなるかという話もあるしまだ可能性はないわけじゃないですけど、実際に乗せてやるというチームもあった。でもおカネが必要です。フォースインディアなんかとサードドライバーの話をしても、僕らが思うよりも全然凄い金額なんです。だったら、そのおカネは払わないで貯めておいて、2016年に戻るために使いたいなと思うんですよね」

 

 つまり、2015年のF1シート獲得の可能性はかなり低く、むしろ可夢偉自身としては2016年の復帰のために資金を使うための、いわば前向きな2015年断念と捉えているようだ。

 

 では2015年はどうするのか? 元F1ドライバーが続々と参戦しているフォーミュラEからのオファーもあったというが、可夢偉にとってはあまり魅力的ではなかったようだ。

 

「フォーミュラEの話もありましたけど、いろいろ聞いていくと、時速200kmしか出ないし、途中でクルマの乗り換えもあるし、そんなの僕が思ってるレースじゃないなって。それに、僕はまだエンジン音がある方が良いんですよ」

 

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 国内レース復帰の可能性も充分にある。ただし、スーパーGTには魅力は感じていないようだ。

 

「2015年は、2016年に繋がることをやりたい。それと、日本のモータースポーツの盛り上げにつながるようなことがしたいんです。スーパーフォーミュラのテストでお客さんの少なさにビックリしていたら、これでも全然多いし普段の予選日くらいの入りだと聞いて余計にビックリしましたから(苦笑)。スーパーGTには何度か行ってみて、盛り上がっているのは分かっているけど、僕はGTには乗らないと思います。やっぱり盛り上げたいのはフォーミュラのレースなんです」

 

 チーム側の準備は整っているとはいえ、だからこそそういつまでも結論を先延ばしにすることもできない。このまま年が明けてもF1界で大きな動きがない限り、可夢偉は国内復帰の決断を下すことになるのではないだろうか。そして、参戦するのはスーパーフォーミュラになるのだろうか。

 

 いずれにしても、F1以外のカテゴリーは可夢偉にとって本気で戦うレースではなく、日本のモータースポーツへの貢献や子どもたちに夢を与えるといった位置づけの活動であり、2016年のF1復帰に繋げるための活動になりそうだ。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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