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REPORT【報道】

【LUX特別企画】日本GPパドッククラブ潜入(2)、ドライバーも挨拶に来る観戦スイート

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 2014年日本GPパドッククラブの様子をお届けする第2弾は、観戦スイートのご紹介です。ピットビルディングの上階にあり、ラグジュアリーな雰囲気でお食事を味わいながらゆったりと優雅に観戦できるパドッククラブゲストのためだけの空間です。

 

 パドッククラブ観戦スイートの通路からはF1パドックを見下ろすことができ、F1ドライバーや関係者たちの姿も見ることができます。セッション開始前には、右側のホスピタリティテントやその背後にある個室からドライバーがピットガレージへ向かう姿を見ようと大勢のゲストが待ち構えていたりもします。

 

 左側に並んでいるのが観戦スイートで、チームやスポンサーがそれぞれ独自の趣向を凝らした観戦スイートを用意しています。

 

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 これはパドッククラブのエントランスを入ってすぐのところにあるラウンジからパドックとパドッククラブを見たところ。こちらは日曜に撮影した写真なので残念なお天気ですが、パドック全体を見渡すことができます。1階がピットガレージで、その上にパドッククラブの観戦スイートが並んでいるのが分かります。

 

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 自分のパドッククラブパスがどの観戦スイートのパスなのか、自分が訪れる観戦スイートはどこにあるのか、ここでチェックしましょう。もちろんアテンダントのお姉さんがいるので、丁寧に案内もしてくれます。

 

 今回頂いたピレリの観戦スイートが見当たりませんが、実は今回はメルセデスAMGと共用のお部屋になっていました。

 

 パドッククラブはオールスポーツマネージメント社から各チームやスポンサーがテーブル単位で席を買い、それを販売したりゲスト接待に利用したりしているのですが、10テーブル以上の席数を購入する場合は専用の1部屋が与えられ、1テーブル=10席単位での購入の場合は08や09の部屋のように複数のチーム/スポンサー共用の観戦スイートにテーブル単位で割り振られることになります。例えばザウバーやフォースインディアなどの下位チームなどはここに用意されているわけです。

 

 そこまでテーブル数が少ないわけではないけど、1部屋ぶん購入するほどゲストも多くないし……という場合は、2つのチームやスポンサーが協力して1部屋を共用するというケースもあるわけです。ピレリがまさにそうで、去年はロータスと共用の幹線スイートでしたが、今年はロータスは共用観戦スイート『CLUB SUITE』に移動してしまったようですね。

 

 2部屋も確保して最も幅を利かせている『M,SCAPE』というのはフィリップモリス、つまりマールボロのお部屋です。こうした部屋の案内も、アテンダントのお姉さんが教えてくれます。

 

 ただ、他のグランプリではもっと多くのチームが独自の観戦スイートを構えていますし、ピレリも独自部屋です。さらにスポンサーや高級ホテル、クレジットカード会社などが上級顧客向けに観戦スイートを持っていたりと、規模が全然違います。これだけパドッククラブの観戦スイートが少ないというのはほかではあまりありませんし、日本人としてはちょっと寂しいですね……。

 

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 さて、気を取り直して観戦スイートへ。アテンダントのお姉さんに教えて頂いたメルセデスAMGの観戦スイートを目指します。

 

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 こちらが入口。中に入るとレセプションがあり、ピレリの場合は典型的イタリア企業なのでフレンドリーでざっくりとしていますが、チームによってはここで名前のリストと照合してチェックイン、といったようなこともします。

 

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 こちらが観戦スイート。今回のように複数のチーム/スポンサーが共用の部屋に入っている場合は、テーブルごとに分かれています。「A〜Eのテーブルでお好きなところへどうぞ」といった具合に案内されます。フェラーリのように自チームの観戦スイート内に各スポンサー用にテーブルを用意していて、テーブルの真ん中にそのロゴが掲げられている場合もあります。

 

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 テーブルにはカトラリーがすでにセットされていて、好きな席を選んで着席すると、ホスピタリティスタッフが飲み物や食事のオーダーを取りに来てくれます。もちろん、いきなりワインやシャンパーニュに行っちゃってもOKです。食事のメニューも席に用意されています。ちゃんとパドッククラブ印のお箸があるのが日本GPらしいですね。

 

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 お部屋の中で観戦しても良いのですが、モータースポーツはやはり生音を聞いてナンボです。鈴鹿のパドッククラブの場合は、外にオープンエアの観戦テラスが用意されています。ピットガレージ&ピットレーンの真上です。こちらは日曜の写真なので雨でちょっと悲しいことになっていますが、午前中に行なわれたポルシェカップの様子です。この距離でF1マシンやピット作業を見られると思うと、特別感が凄いですね。

 

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 朝と昼のセッションの合間にはピットウォークも行なわれて、自由にピットレーンを歩き回ることができます。ピットガレージ前はテンサバリアが張られて立ち入ることができませんが、各チームのゲストはスタッフの案内でガレージ前のスペースに入れてもらえたり、ステアリングなどのパーツを見せてもらえたりと、至れり尽くせりのサービスもあります。

 

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 そして、予選・決勝前にはドライバーがご挨拶に来ます! しばしトークショーをしたり、サインをしてくれたり。この距離でF1ドライバーと長時間過ごせるチャンスは、普通の人はなかなかありませんよね。

 

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 メルセデスAMGの観戦スイートの場合、日曜はニコ・ロズベルグがやって来ましたが、土曜はピレリのマリオ・イゾラでした。なんかちょっと微妙な感じですが(苦笑)、一般の方にとっては話の内容的には意外とマリオのタイヤトークの方が興味深かったりしたのではないでしょうか。

 

 といった感じで、パドッククラブの特別な空間をお届けしました。次回はお食事編をお届けします。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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