【ホンダ最新開発状況を聞く①】新井康久「全コンポーネントを接続しフルテストを開始」
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久氏に、2015年のF1参戦に向けてホンダのパワーユニット開発がどのくらい進んでいるのか、その最新状況を聞いた。新井氏によると、9月に入っていよいよバージョン3のテストエンジンが完成し、ターボやERSなど全てのコンポーネントをパッケージングしてのベンチテストが始まったばかりだという。
ーー現在の開発状況というのはどうなんでしょうか?
「つい最近、まさにパワーユニット全体の全コンポーネントをフルパッケージしてみてベンチ上で回し始めたところです。それは当初から秋口にと決めていましたから、スケジュール通り進んでいるわけです。ただし、まだ様子を見ながら回して、問題を洗い出しているところです。それこそボルトは大丈夫かとかモーターはきちんと回っているかとか振動はどうだとか、そういう段階です。
これまでエンジン本体やハイブリッドシステムなど各ユニットは別々にテストしてきましたが、それをひとつにつなぐときっといろんな問題が出て来るはずなんです。問題が出てこないはずがないと思っています。それに対してここはこうしようと手直しをしていくわけです。今はまだその手前の段階ですし、ここから一通りテストをしていきます」
ーー4月にお話を伺った時にはバージョン2のテスト用エンジンをベンチで回しているということでしたが、今回のものがバージョン3ということですか?
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