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REPORT【報道】

【特別レポート】松下信治が解説する2022年F1(第2回)レッドブル対フェラーリ

 

2022年の総括企画として、松下信治に2022年のF1を振り返って分析してもらう第2回は、レッドブルの速さと強さの理由とフェラーリの敗因を振り返ってもらった。

 

22戦17勝のレッドブル

フェルスタッペン独走の理由は?

 

ーーレッドブルが22戦17勝、その中でもマックス・フェルスタッペンが史上最多の年間15勝を挙げました。彼の強さの理由はどんなところにあると見ていますか?

「もちろんクルマが速いのは目に見えていますけど、マックス自身に関して言えばアグレッシブさはグリッド上でナンバーワンで今まではそれで結構とっ散らかっていたけど、チャンピオンになったことと良いクルマに乗っていることとチームから最大限のサポートを得られていることによって、そのアグレッシブさを不必要に誇示する必要がなくなったことが大きかったんだと思います。例えば何年か前のように周回遅れのクルマとぶつかったりなんていうことはもう絶対にないし、それだけ余裕を持って戦えていますよね。かつてのハミルトンも強かったけどそのハミルトンよりも強さを感じるのは、アグレッシブさの度合いがハミルトンよりも上で、なおかつそれが崩れない、崩しようがないというところなんだと思います。今のマックスはメンタル的にもクソ強いし、まだ25歳なのに60歳みたいな落ち着きのメンタルで(笑)。やっぱりそれはチームが強いからでもあって、ルクレールもメンタル的にはすごく成熟していると思うけど、チームのサポート力が全然違うからあの差が生まれているのかなと思います」

 

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