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REPORT【報道】

【特別記事】FIA、日本GP調査結果を発表。事故処理手順のミス、SCデルタの問題を認め早期対策を打ち出す

REPORT【報道】

 

10月22日、FIAは日本GP決勝で発生したマシン回収作業中のインシデントについての調査報告を発表した。

 

報告書では1周目の事故発生からセーフティカー導入、ピエール・ガスリーが事故現場に差し掛かったところまでがコースサイドのCCTVのキャプチャ画像とともに明示され、レースコントロールおよびジュネーブに設置されたROC(リモートオペレーションズセンター)の運営まで細かく調査が行なわれた結果、インシデントの原因となったいくつかの問題点が明らかにされている。

 

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  • コメント ( 4 )

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  1. unicorn712

    ガスリーがBOXしたことによるデルタがリセットされていないことは初めて知りました。それなら規定に問題があるのかと思いましたが…。
    鈴鹿は排水性向上ですか。雨量3mmで川になるとも言われていたので妥当ですかね。

    • MINEOKI YONEYA

      僕もその「穴」は初めて知りましたが、レースコントロールがそれを把握してSCや事故処理を運営していたのなら問題なかったのだと思います。でもそうじゃなかったからGASはレースコントロールが思っていた以上に早く現場に到着してしまった。

      報告書はレースコントロールがGASのピットインを見落としていたことが主な原因であるとしていますが、ピットアウトしてから事故現場までGASは1分21秒間も走り続けているわけですからね。ピットアウトしてきたことには気付いていたはずで、そこに危険性を感じれば事故処理作業は一旦ストップすることもできたはず。

      それをしていない、事故処理現場をGASがSCデルタで走行することが問題ないと判断していたのなら、やはり「SCデルタ」自体がレースコントロールが考えるより速すぎたということになるかと思います。

      そういった問題を総合すると、やはりSC隊列ができるまでは(VSCと同等なので)コース上の作業を開始するべきではない、という根源的な問題に行き着くような気がします。というか、それを守るだけでほぼ解決する問題だと思うんですけどね。今回SC先導の17台が問題なかったというのなら尚更。

      ただドライバーからはSC先導でもああいうコンディションでは重機は出して欲しくないという要望が出ているので、ダイナミックVSCや注意メッセージでさらに安全性を向上させるということ。逆に言えば、「SC隊列ができてから作業開始」というルールは頑なに受け入れない、と。。。

  2. JPGP

    「言語の壁」ということですが、Autosportでラッセルが“Obviously, language barriers being one, between marshals and the FIA. ”と語っていました。マーシャルさんとFIAが直接コミュニケーションしたりすることはあるのでしょうか?また、言語の壁がレースコントロールに影響するようなシーンはあるのでしょうか?

    • MINEOKI YONEYA

      レースディレクターがマーシャルさん個人と通話することはないでしょうけれど、レースコントロール(クラークオブザコース)が各マーシャルポストの連絡担当者と通話して事故現場の様子や事故処理作業にかかる見込み時間の確認、作業準備の完了確認、作業開始の指示などを出します。当たり前ですが、英語ネイティブのシルバーストンのマーシャルと諸外国のマーシャルとでは意思疎通に差があるのは当然でしょうね。ラッセルがそういう一般論を言ったのか、FIAとの調査の中で何らかの問題点を見聞きしていたのかは分かりませんが。

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