【アプレゲールですいません。】いつもと違うヨーロッパラウンドのレース直後
さて、スペインGP取材が終わって日本に帰ります。帰りもまたイスタンブール経由なので、いつもより少しだけ時間が長くかかります(涙)。
普通、ヨーロッパラウンドはレースが終わるとピットガレージやモーターホームの解体作業が鬼ような勢いで始まって、ピットレーンやパドックは巨大なトランスポーターだらけになります。パドックに置いてあるトランスポーターよりもさらに多くの周辺資材運搬用トランスポーターが、サーキットとは別のところに待ち構えているんです。
ドライバーたちはもちろんその日のうちに自宅へ戻ります。ヨーロッパ内なら、午後にレースをして夜の便で充分に帰れてしまいますから。
昔、某韓国GPの後にドライバーたちがこぞって脱出したなんて報道がありましたが、別にそんなの当たり前のことなんです。どこのグランプリだって、ドライバーや首脳陣はその日の夜のフライトで帰ります。日本GPは夜のフライトがないから帰れなくて東京にたどり着くのが精一杯なだけです。
話が逸れましたが、そんなわけでヨーロッパラウンドのレース後のピットレーンは巨大なトランポがどんどん入って来て結構慌ただしい雰囲気になります。
が、今回はどのチームもモーターホームの解体はやってないし、メカニックたちの撤収作業ものんびり。なぜかというと、火曜日から2日間のテストがあるからなんですね。なので、すぐにファクトリーへ持って帰るものやレースでしか使わないような資材だけをパッキングすれば良くて、ガレージやモーターホームなどはそのまま残しておくわけです。
ドライバーやスタッフたちも多くがそのままバルセロナに残るとあって、スペインGPの決勝後はみんな妙にのんびりした雰囲気だったんですね。ちなみにウイリアムズは、バーレーン後のテストにはボッタスチームが残ったので、今回はマッさんチームが残るそうです。よってカッツ白幡さんもこのままイギリスに帰るとのことです。
(text and photo by 米家 峰起)
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