【アプレゲールですいません。】ホンダの“現在地”がリアルに分かる
上海でホンダの新井さんにお話を伺った際のテープ起こしがようやく終わりました。短期集中連載【ホンダF1復帰への“現在地”】として今日から5日連続でお届けしますので、お楽しみください。
金曜日のFIA会見に出席するようFIAから要請を受け、「まだF1界の一員ではないから」といったんは断ったものの「FIAからの要請は絶対!」とジャン・トッド会長たっての依頼で断ることもできず、各パワーユニットメーカー関係者が一堂に会すことになったわけですが、思っていたほど海外のジャーナリストからはホンダに対する質問は飛び交いませんでした。というか、みんな完全にフェラーリのチーム代表交代劇の方に目を奪われていて、FIA会見どころじゃなかったんですよね……。
ホンダへの舌鋒鋭い質問などが飛び交うのかと思いきや、仕込みっぽい予定調和的な質問だけで終了。これじゃちょっと寂しいよね、ということで新井さんにお願いして日本人ジャーナリストでお話を伺うことにしたのでした。
とはいってもマクラーレンのホスピタリティでやるわけにもいかないので、中立の立場ということでピレリのシェフをやっている馴染みのクリスチャンと広報ロベルトにお願いして、ピレリのホスピタリティで場所を貸してもらうことに。で、結局1時間以上にわたって長々とお話を伺い、ついでにピレリでお昼ゴハンもいただいたと(笑)。
しかし、おかげでかなり詳しいお話が聞けましたし、この新井さんの言葉を聞けば、当たり障りのない公式発表のコメントとは違って結構リアルに今のホンダの様子が分かるのではないかと思います。
2015年に向けて、現時点ではまだ不安も苦悩も多いようですが、だからこそ応援したいという気持ちになるはずです。ぜひチェックしてみてください!
(text and photo by 米家 峰起)
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