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【アプレゲールですいません。】麻薬の運び屋に間違えられたでござるの巻

【アプレゲールですいません。】麻薬の運び屋に間違えられたでござるの巻

20140319-01

 

 驚くほどガラッガラのタイ航空羽田行きの便で日本に帰ってきました。あれだけ乗客が少ないとCAさんのサービスも丁寧で、こちらも心地良く空の旅を楽しめました(笑)。

 

 今回のオーストラリアは本当に散々な旅でした。週末のサーバートラブルもそうでしたが、実はそもそもオーストラリア入国時から悲劇の前兆はあったんです……。

 

 入管はビックリするほどスムーズに抜けて、荷物を受け取って、さてターミナルの外へ……というところで税関でピックアップされまして。悪名高いオーストラリアの税関です。

 

 別室に連れて行かれて身ぐるみ剥がされまして。いや、服は脱がされませんけど(苦笑)、カバンもスーツケースも全てフルオープンです。若い金髪の美人係官に、「これは何?」「仕事は?」「住まいは?」などなど、ネチネチ聞かれます。

 

 後から聞いたところによると、どうやら麻薬の運び屋に間違われたようです(苦笑)。「一人旅」であちこち旅した足跡がパスポートに残っていると、怪しまれるそうです。

 

 「F1を見に来た」って言ってるのに、向こうは運び屋だと思って尋問しているので、パスポートのスタンプとか、各国の紙幣なんか見つけた日にはもう「証拠見つけたり!」的な勢いで、「なんでこんなにあちこち行っててしかも滞在期間が短いの!?」とか「なんでこんなハンガリーやブラジルやトルコやら(変な国の)現金があるの?」とか尋問されます(苦笑)。いやいや、だからF1やって言うてますやん。いちいち説明するのがめんどくさいけど、全部ホントのことだから正論で答えられちゃいますしね。

 

 スーツケース開けたらF1の雑誌とか出て来るし、オネェさんもだんだん「あ〜これ違うわ……」的な顔になってきて(笑)。別の係官もやってきて、場を和ませるためかちょっと雑談をしたりするので(鬼刑事と仏刑事の取り調べみたいなもんですかね)、さりげなく理由を聞くと前述のような種明かしをしてくれたというわけ。特に東南アジアから来る運び屋が多くて、日本人がそうなっていることもあるらしく(知らない間に荷物に入れられたりとかもあるそうです)、税関の標的にされているんですね。恐ろしや……。

 

 仏刑事に「今までいった中でどこのF1がいちばん好き?」とか聞かれましたが、「オーストラリアって言いたいところだけど、こんなことされたら言えないよね!」って答えときました!

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

  • コメント ( 1 )

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  1. senju1027

    テレビでも、知らない間に運び屋になってしまった年配の方の話を聞きますね。

    ご無事でよかったです!

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