【アプレゲールですいません。】アブダビGPのオフィシャルプログラム
最終戦アブダビGPのオフィシャルプログラムがウェブ上で全て閲覧できるサービスが提供されています。普段は現地に行かないと購入することも見ることもできないオフィシャルプログラムですが、こうして全て無料で見せちゃうというのはすごいですね。
http://viewer.zmags.com/publication/a9fa9879#/a9fa9879/20
日本GPを観に行ってオフィシャルプログラムを購入されたことのある方はたくさんいらっしゃると思います。でもあれは全グランプリの中で見るとかなり特殊なプログラムです。
ごく一部のグランプリを除いて、多くのグランプリのオフィシャルプログラムはイギリスのTRMGというプロダクションが制作しています。彼らがどんな人たちなのか僕はあまり詳しくは知らないのですが、おそらくバーニーと何らかの関係がある人が経営している会社なのでしょう。
サーキットを設計しているヘルマン・ティルケ事務所しかり、ほとんどの新興レースのスタッフ運営やプロモーションを請け負っている某社しかり、F1の周辺はバーニーの知り合いだらけです。そもそも、チャーリー・ホワイティングやハービー・ブラッシュなど今のF1運営の中枢にいる人たちもほとんどがブラバム時代のバーニーの部下たちですしね。
話が横道に逸れましたが、TRMG社が制作している多くのグランプリのオフィシャルプログラムはほぼ同じようなデザインで同じような内容で、ご当地感がなくてちょっと寂しいですね。日本GP意外で独自制作を貫いているのはオーストラリア、モナコ、カナダといった、ある意味では現在のF1からは少し浮いているというか毛色の違うグランプリだけです。
そんな中で日本GPが生き残っているのは、誇らしいですね。それだけ日本のファンが求めるものが深いということもあるのでしょう。このTRMG制作のオフィシャルプログラムを見て、日本のファンだったらこの内容じゃ満足できませんものね。
といいながらも、『F1LIFE』では各グランプリのオフィシャルプログラムを販売していますので、今週末はアブダビGPのオフィシャルプログラムにご興味がおありの方はぜひチェックしてみてくださいね。最後は宣伝になっちゃいました、すみません(苦笑)。
(text by 米家 峰起)
この記事へのコメントはありません。