REGULAR【連載】

20140807-01

 

 先日、夏休みで日本に戻ってきたコバヤシ選手も鈴鹿サーキットさんの記者会見に出席していましたが、8月を迎えてそろそろ日本GPに向けて準備をという方もいらっしゃるのではないでしょうか。観戦に行こうかどうしようか、まだ迷っている方も少なくないのではないかと思います。

 

 そこで気になる要素のひとつが、今年のF1の音かもしれません。

 

 方々で散々「音が小さい」「甲高くない」「F1の魅力が半減」などと言われています。確かにそうです、音は小さいし、ターボエンジン特有の籠もった音だし、回転数が低いから甲高くはありません。

 

 でもターボコンプレッサーのヒューンという音が甲高く倍音のように重なりますし、それぞれメーカーごとにその音色もかなり違っていて、どういうときにどんな音が出ているのか、コーナリング時のドライバーのスロットル操作など、エンジン音が小さくなっただけにむしろ今まで以上に繊細に感じ取ることができると思います。タイヤのスキール音も聞こえて、マシンが滑っているのか、ドライバーがどんな状態でマシンをコントロールしているのかも感じ取ることができます。

 

 確かに僕も最初ヘレスでこのエンジン音を聞いたときはちょっと残念だなと思いましたが、今ではもう慣れてしまいました。これが“未来”の音なんだと受け入れれば、これはこれで良いのではないかと思ったりもします。エンジンというより内燃機関とターボとエネルギー回生システムが複雑に絡み合った複合パワーユニットの音だと思って聞けば、結構感動モノなのではないでしょうか。

 

 「F1ってこういうもの!」という既成概念で見てしまうとガッカリするかもしれませんが、マシンのカウル内で起きていることを想像しながら聞けば、その音は感動的な未来の音に聞こえるのではないでしょうか。その“未来の音”をぜひ鈴鹿に聞きに来てください。あ、もちろんシンガポールとかモンツァでも良いと思います!

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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