08/06
【F1リアルスコープSP】グランプリの現場で大活躍しているホンダ
グランプリの現場ですでにホンダのマシンが活躍!? それも、こんなのが10台以上ズラリと並んでいるのです。
実はこれ、GP2のチームが使っているバギーです。
GP2はF1のパドックとは離れた場所にパドックが設置され、ガレージを設営します。マシン整備はそこで行ないますし、全ての機材もそちらに置いています。しかしレースや走行セッションで使用するのはF1と同じピットレーン。ですからセッションのたびに最低限の工具やスペアタイヤ、スペアパーツなどはF1のピットレーンへと運ばなければならないのです。
そこで登場するのがこのバギー。
全チームがスペアパーツを満載した工具箱とスペアタイヤのカートをこのバギーで引っ張ってピットレーンへと向かいます。ヨーロッパで販売されているホンダ製のオフロード用バギーです。
こういう場面で使用するのは、メンテナンスフリーで滅多に壊れることのない日本製品。信頼性は抜群です。本来はアウトドアでのレジャー用や畑仕事での利用を目的として作られたものだけに、パワーも信頼性も抜群なのです。
スペックはチームによって多少の違いはありますが、排気量300〜600ccくらいのエンジンを搭載したマシン。カンポス・レーシングの場合はFourtraxというモデルを使用していますね。時には工具箱とスペアタイヤカートだけじゃなくスタッフもこれに乗っけていきますが(GP2パドックからの距離が遠いときなど)、それでもパワーは充分です。
ハンドルのところに取り付けられたニワトリの人形は、スタッフのお遊び。身体の部分を押すとブーブー鳴るゴム人形で、クラクション代わりというわけです。
(text and photo by 米家 峰起)
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