【Rd.4 AZE・F2 Preview】福住仁嶺「怒りでステアリングを叩いた手がまだ痛い」
スーパーフォーミュラの開幕戦鈴鹿では予選2位を獲得し決勝でもデビュー戦にして表彰台獲得は確実な状況だったがトラブルによりリタイア。そして一度イギリスの自宅に戻りそのままバクーにやって来て今週はFIA F2のラウンド2に臨む福住仁嶺に、この2戦について聞いた。
スーパーフォーミュラでは速さを見せたものの課題も見えた。バクーでは自身初の市街地サーキットに不安も多くあるが焦らず臨みたいという。
ーーまずは先週末のスーパーフォーミュラの話を聞きましょう。この4月のコンディションで走ったクルマのフィーリングはどうでしたか?
「最初は金曜のフリー走行1回目ではやっぱり久しぶりの走行なのでクルマの乗り方を多少忘れている部分もあったので、まずはクルマに慣れることに集中するという感じでした。でも思いのほかタイムが出なくて……。周りは(中古と言っていた持ち越しタイヤが)スクラブのニュータイヤだったんですけど僕だけ2日目に阪口晴南が乗っていたんで1アタックしたタイヤしかなかったんでそのせいもあったんですけど、フリー走行2回目のことも考えるとあまりそのタイヤでマイレージを走ることもできなかったんです。それで土曜日のフリー走行2回目も『まだまだ遠いかなぁ……』っていうかなり微妙なタイムでした。三味線を弾いていたわけでもないし、本気で走ってあのくらいだったんです。ソフトのスクラブのニュータイヤを入れたんですけど、それでも良いタイムが出なくて『ちょっとヤバいなぁ』って思って、だからかなり焦っていました」
ーーホンダ勢は余裕があるように見えたけど、実はそうではなかったんだ?
「そうです。ヤバいなぁという気持ちのまま予選に行ったんですけど、Q1の1回目のタイムは4位だったとはいえタイム差はまだ大きかったんです。でも2回目のアタックに向けてクルマを少しいじって走りをアジャストするとタイムが一気上がって(山本)尚貴さんと同じくらいのタイムが出せたんで、そこで初めて『あ、もしかしたら調子良いのかも!?』って思えたんです。Q2でソフトを入れたときも野尻(智紀)さんから0.3秒落ちくらいで尚貴さんと同じくらいだったんで、そんなに遠くないなと。ダンデライアンの速さは圧倒的でしたね、松下(信治)さんの赤旗は勿体なすぎです。Q3は僕なりにものすごく集中して臨んで、自分的にはミスもないしこれはポールが獲れたんじゃないかと思うくらい良いアタックができたんです。シフトアップのタイミングをもう少し引っ張った方が良かったかなとか多少はありましたけど、尚貴さんにやられちゃったんですけど差はかなり小さかったしプラスに考えても良いのかなと思いました」
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