RACE【レース】

20140318-03

 

 予選ではまさかのクラッシュ、決勝ではズルズルと後退するシーンばかりが目立って8位フィニッシュ。昨年の開幕戦勝者キミ・ライコネンは、彼らしからぬレース運びで挽回のきっかけすら掴めずにレースを終えた。

 

 何度もブレーキをロックさせてタイヤスモークを上げていたライコネンに、何が起きていたのか?

 

ーー頻繁にブレーキをロックさせるなどマシンに手こずっているように見えましたが、どのような状況ですか?

「クルマ自体はそんなに悪くないんだけど、レース序盤からフロントタイヤにグレイニングが発生してグリップがなくなって、簡単にロックしやすくなってしまうしアンダーステア傾向になる。グレイニングのせいでマシンフィーリングが大きく変わる。それが最大の問題だったんだ。ブレーキには問題はないよ。

 様々な要素の組み合わせによるものだから解決するのは簡単ではないけど、いずれ解決策は見つかるはずだ。それが1週間なのか1カ月なのかは分からないし、気にしても仕方がないことも分かっている。対策パーツが完成するのがいつになるのか分からないし、それがきちんと機能するかどうかも分からないからね」

 

ーータイヤマネージメントに苦しんでいる理由は把握できていない?

「全てはタイヤやセットアップなど様々な要素のコンビネーションによって決まる。決勝でプッシュすればタイヤが示す挙動は違ってくるだろうし、今週末にいろんなことが試せたわけではないから、まだ詳しいところまでは把握できていない。やらなければならない細かなこともたくさんある。だから今日は最大限に力が発揮できたとは言えないし、楽しいレースだったとは言えないけど、多くを学べたこともまた事実だ。今後はさらに良くなっていくだろう」

 

ーー改善が必要なのはどの部分ですか?

「マシン側もパワーユニット側も、全体的に期待通りの状態ではないし、もっと改善が必要だろうね。それからレース週末を通してミスなく戦い抜くことも重要で、大きな意味を持つことになるだろう」

 

20140318-04

 

ーーこれほど厳しい状況で開幕を迎えたのは珍しいのでは?

「自分の思い通りの状態で戦える時ばかりではないし、むしろそうでない時の方が多いくらいだ。だから今の状況も驚くようなことではないし、レース週末を迎える前からマシンのフィーリングやタイヤが厳しいものであることは分かっていたよ。それを解決するためには数レースが必要になるかもしれないこともね。昨日の段階でクルマは良くなっていたんだけど、トラフィックに捕まって本来の力を出し切ることができなかった。予選ではもっと上手くやれたと思うし、もしそうなっていたらレース展開も変わっていたかもしれない。でも自分たちのポジションがこの辺りであることは、週末を迎える前からおおよそは把握していたよ」

 

ーーそれほど落胆してはいない?

「僕自身、こういう厳しい状況に追い込まれるのも初めてのことじゃない。厳しい状況の中でもなんとかパフォーマンスは引き出してこられたし、もっと厳しい状況になっていた可能性さえ充分にあったと思う。それを思えば、そんなに悪い週末ではなかったと思うけどね」

 

(text by 米家 峰起 / photo by Ferrari)

 

 

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