【バルセロナ合同テスト】ピレリ「ウルトラソフトのアドバンテージは0.3〜0.5秒。デグラデーションは必ずしもゼロではない」
2017年の開幕前合同テストを全て終え、2017年型ワイドタイヤについてピレリのマリオ・イゾラに聞いた。
グリップレベルが向上した一方で、デグラデーションがゼロだと言われるのは本当なのか? どのレースも1ストップの退屈な展開になるのではないか? それとも従来のイメージとは異なる全周回ともプッシュできるタフなタイヤに仕上がっているのか? 2017年のレースを占うタイヤ特性について、合同テストで分かってきたことを解説してもらった。
ーー先週の時点では、今週はマシンが速くなりデグラデーションの状況も変わるのではないかという予想でしたが、2回目のテストを終えてタイヤの状況はどうだったのでしょうか?
「今週のテストでさらに多くのデータが収集できたが、状況に大きな変化はなく、デグラデーションは非常に小さいままだよ。タイヤの基本的な特性については、私はオーバーヒートとは呼びたくないが、セクター3のような場所でタイヤにストレスをかけ過ぎればそれと同じような状態になりグリップが低下する。ドライバーがタイヤを攻めすぎてグリップのロスを感じることもあるが、今年のタイヤはそこからグリップを回復するまでが速くなっており、1本ストレートを走るうちに充分にグリップを回復することができる。オーバーヒートが完全になくなったわけではないが、ドライバーたちからの評価はかなりポジティブだ。我々の開発目標のひとつであったその点が達成できていることは確認できている。このコンディションが最も合っていてきちんと機能しているソフトで、特にはっきりとこの特性が確認できている」
ーー各コンパウンドの性能差は?
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