RACE【レース】

20140906-01

 

 イタリアGP予選で小林可夢偉はマルシア勢を上回る結果を残した。これはヨーロッパラウンドに入って以来初めてのこと。FP-2から堅実なステップを積み重ねることがこの結果に結びついたと語った。そしてアップデートされたクルマの進歩にも手応えを掴んだようだ。

 

ーー予選はマルシア勢を上回る19位という結果でした。

「セッティングは多少変えたんですけど、流れとしては上手くいったし、タイムも上げられたんで良かったなという感じですね」

 

ーーセッティングの方向性は、レース重視で?

「いや、レースペースに関しては(昨日時点ですでに)大きな問題は無いと言える状態だったんで、今日はむしろレース重視のクルマで予選パフォーマンスをどこまで上げられるかっていうチャレンジでしたね。最後には上手く帳尻を合わせることができたし、悪い方向にはいってないと思います」

 

ーークルマの手応えはあった?

「昨日よりも良くなってることは確実です。昨日はマルシアは遠いなぁっていう感じでしたけど、今日はここで終わることができたんで、向こうに比べてクルマが良くなったっていうことでしょうからね」

 

ーーFP-3ではまだ少し差があったけど、予選に向けて手応えはあった?

「コンマ2〜3秒差でしたね。でもちゃんと1周をまとめられれば戦えるんじゃないかなっていう感触はあったんです。もちろん、向こうが1周がまとまってたかどうかは分からへんかったけどね。今まではFP-3までそんな感じやったとしても予選で前に行かれるパターンでしたけど、今回は僕らもFP-3に比べて予選で大分上がりましたからね。それが一番大きかったんじゃないなかと思いますね」

 

ーーセウター2が速くなった?

「そうですね、コーナーが多いセクションで速くなったっていうのは、良い傾向ですよね。直線が多いところで速くなってもストレートが速いだけっていうことにしかならへんから(苦笑)」

 

ーー予選2回目のアタックは最終セクターだけ白色タイム(速くないタイム)だったのはなぜ?

「パラボリカで前にリカルドがいて、エイペックスが見えなかったんです。だから、そんなに頑張って(攻めて)行けなかったっていうだけですね。そこまでに大分稼いでただけにね。そこでダ〜って失敗したら一番カッコ悪いでしょ?」

 

ーー最後のアタックでは前にマーカス・エリクソンがいたけど、スリップ使わせてもらう戦略だった?

「若干ね。引っ張ってもらったわけじゃないんですけど、僕が勝手についていったったんです。このくらいの距離やろなって。ただ、アイツ失敗しやったんですよ。レズモの2個目で。それで砂を撒くし、最終コーナーで思いのほか近付きすぎたし。アレがなかったら結構効果的やったんですけどね」

 

ーーあれ以上に離れて走るのが理想的なんだ?

「そのくらいの方が安全ですね。風は(あるかないか)見えないから、イチかバチかで(コーナーに)行くことになるでしょ?」

 

20140906-02

 

ーーセッション後にクリスチャン・アルバースと話していたのは?

「クルマが良くなってるのが見えて良かったなって言うてましたね。マルシアやロータスと近付いてるから」

 

ーードライビングについては何も言ってなかった?(笑)

「それはないですね、さすがに(苦笑)。ドライビングについて評価するとかどうとかいうレベルじゃないから、元々(苦笑)」

 

ーー今日のこの結果というのは、ドライバーとしては満足度は高い?

「タイム的にはちゃんと出せたし、マルシアの前で終わったっていうのはポジティブやし、(対マルシアでは)最近は全然話にならへんかったわけやからね」

 

ーーアップデートされたクルマは良くなっている?

「タイムも良くなってるんじゃないですか? マルシアやロータスが遅くなったわけじゃないでしょうし、このコースで僕らのエンジンが速いわけじゃないとも思うし、そんな条件の中でこれっていうことは、クルマとしてはポジティブな方向にいってるって言って良いんじゃないですかね」

 

ーーということは、ベルギーではアップデートの性能を引き出し切れていなかった可能性があるということ?

「あの時は雨でドタバタで、そんな感じじゃなかったんじゃないですかね?」

 

ーーそこで可夢偉選手が走っていれば、もっと上手く対処できたのではという声もあったけど……?

「そればっかりは分からないですよ」

 

ーークルマをここまで持ってくるまで、FP-1を走れなかったことのハンディは大きくなかった?

「逆にそのおかげでクルマを少しずつ合わせ込んでいくっていう感じでしたね。ひとつでもリズムを落としたら取り返しが付かなくなるから、目標地点に持っていくために確実にこなしていったという感じ」

 

ーーパラボリカのランオフエリアがアスファルトになって、攻めやすくなったという面はある?

「そんなことないですよ、そんなに変わらないですね。飛び出しても良いけど、タイムは損するわけですからね。どうでも良いですよ。どうやって速く走るかっていったら、クルマが良くないとあんなコーナーはどうしようもないわけで、パラボリカのランオフエリアがどうかなんて関係ないですから」

 

ーーパラボリカ自体は、難しいコーナー?

「コーナーは全部難しいでしょ、限界まで攻めれば? 1コーナーのブレーキングなんてもっと難しいでしょ? 4コーナーも意外と難しいし。僕はレズモの方が簡単です」

 

ーー明日のレースは良い走りができそう?

「レースは結構大丈夫やと思うんで、落ち着いてレースを作っていければと思いますね。そうやってなんとかマルシアの前でゴールすることがひとつの目標ですね」

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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